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B19_Ascentree_B195000B (051010)

(JP)日本語

図に示された使用方法の中で、×印やドクロマークが付いていないものだけ

が認められています。 最新の取扱説明書はウェブサイト(www.alteria.co.jp)で

参照できますので、定期的に確認してください。

疑問点や不明な点は(株)アルテリア(TEL04-2969-1717)にご相談ください。

ダブルロープテクニックを用いた樹上作業用のハンドル付

きロープクランプ 

1. 用途について

この製品は個人保護用具(PPE)です。 ダブルロープテクニック(適切な基準に適

合した直径 10~13 mm のカーンマントルロープを使用)を用いた樹上作業用

のハンドル付きロープクランプです。

製品に表示された破断強度以上の荷重をかける使用や、本来の用途以外での

使用は絶対に避けてください。

警告

この製品を使用する高所での活動には危険が伴います。

ユーザー各自が自身の行為、判断についてその責任を負うこととします。

使用する前に必ず:

- 取扱説明書をよく読み、理解してください

- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください

- この製品の機能とその限界について理解してください

- 高所での活動に伴う危険について理解してください

これらの注意事項を無視または軽視すると、重度の障害や死につながる場合があ

ります。

責任

警告:使用前に必ず、

「用途について」の欄に記載された使用用途のトレーニン

グを受けてください。

この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、あるいはそれらの人か

ら目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ使用して下さい。

ユーザーは各自の責任で適切な技術及び確保技術を習得する必要があり

ます。

誤った方法での使用中及び使用後に生ずるいかなる損害、傷害、死亡に関して

もユーザー各自がそのリスクと責任を負うこととします。 各自で責任がとれな

い場合や、その立場にない場合はこの製品を使用しないで下さい。

2. 各部の名称

(1) アッパーホール (2) カム (3) セーフティキャッチ (4) ロワーホール (5) ハ

ンドル

主な素材:アルミニウム合金(フレーム)、クロムメッキスチール(カム)、ポリアミ

ド(セーフティキャッチ)、デュアルデンシティエラストマー(グリップ)

3. 点検のポイント

毎回、使用前に

製品に亀裂や変形、傷、磨耗、腐食等がないことを確認してください。

フレーム、ホール、カム、セーフティキャッチの状態及びスプリング部分やカム

の軸の状態を確認してください。

警告:カムの歯が欠けている場合は使用しないでください。

各PPE(個人保護用具)の点検方法の詳細についてはペツルのウェブサイト

(www.petzl.com/ppe)もしくはPETZL PPE CD-ROMを参照ください。

もしこの器具の状態に関する疑問があれば、(株)アルテリア(TEL:04-2969-

1717)にご相談ください。

使用中の注意点

この製品及び併用する器具(連結している場合は連結部を含む)に常に注意を

払い、状態を確認してください。 他の用具との連結部や、システムを構成する各

用具が正しくセットされていることを確認してください。

警告、以下の点に注意してください:

- 異物(小枝、樹脂等)が挟まることによりカムの動きが妨げられる場合があり

ます。

- セーフティキャッチが何かに引っかかると、カムが開くことがあります。

4. 適合性

この製品がシステムの中のその他の用具と併用できることを確認してくださ

い。(併用できる = 相互の機能を妨げない)

コネクター

使用するコネクターの形状やサイズ等がこの製品との併用に適していること

を確認してください。

この製品と併用する全ての用具は、それぞれ該当する基準や法規に適合して

いなければなりません。

5. 機能

ロープ上を一方向には動きますが、反対方向には動きません。

カムの歯がロープを噛むことにより、フレームとの間でロープを挟みます。

6. セット方法

セーフティーキャッチを下に引き、フレームに引っかけます。 これでカムが開い

た状態でロックされます。

ロープを挿入します。 上下の向きを示す目印に注意して正しい向きにセットし

てください。 セーフティキャッチを戻し、カムがロープを押さえていることを確

認してください。

ランヤードを、ロッキングカラビナでロワーホールに連結してください。

取り外す方法

器具を上にスライドさせながらセーフティキャッチを引いてカムを解除して

ください。

7. 機能の確認

器具をロープにセットしたら必ず、荷重がかかる方向に引いてカムがロープを

ロックすることを確認してください。

8. ロープ登高

樹冠の中を動き回り、枝を支点にして作業を行うには、樹上作業のためのトレ

ーニングを積む必要があります。

『アッセンツリー』は、両手で使用するようにデザインされています。

8a. 注意

片方のカムとロープの間に異物が挟まると、そのカムのロックが解除され、

ロープが流れることにより墜落する危険があります。 この危険を回避するた

めには:

- 解決策1.樹木の基部でロープを2本とも固定します。

- 解決策2.支点の部分にノットを結び、片方のロープが動かない(引けない)状

態にします(図参照)。 動かないようにした方のロープに、フリクションヒッチで

バックアップをとります(『アッセンツリー』の上側)。

8b. 支点付近での注意事項

アッセンダーまたは支点より上に登らず、またランヤードが大きくたるまないよ

うにする必要があります。

墜落の衝撃を吸収するのはロープです。ロープの衝撃吸収力は支点に近づく

につれて下がり、最終的にゼロになります。

支点付近では衝撃荷重をかけないでください。

8c. 2本のロープが離れている場合

両方のアッパーホールにカラビナをかけて、ロープが外れないようにします。

9. 関連するヨーロッパ基準について

レスキュープラン

ユーザーは、この製品の使用中に問題が生じた際にすみやかに対処できるよ

う、レスキュープランとそれに必要となる装備をあらかじめ用意しておく必要

があります。

その他

- 警告:複数の器具を同時に使用する場合、1つの器具の安全性が、別の器具

の使用によって損なわれることがあります。

- 警告:製品がざらざらした箇所や尖った箇所でこすれないように注意してく

ださい。

- ユーザーは、高所での活動が行える良好な健康状態にあることが必要です。

- 併用するすべての用具の取扱説明書もよく読み、理解してください。

- 取扱説明書は、製品と一緒にユーザーの手に届かなければなりません。また、

取扱説明書は製品が使用される国の言語に訳されていなければなりません。

10. 一般注意事項

耐用年数

警告:以下にあげるような極めて異例な状況においては、1回の使用で損傷が

生じ、その後使用不可能になる場合があります:化学薬品との接触、鋭利な角と

の接触、極端な高/低温下での使用や保管、大きな墜落や過荷重等。ペツル製

品の耐用年数は以下の通りです:プラスチック製品、繊維製品は最長で製造日

から10年。 金属製品には特に設けていません。

ただし、下に記された「廃棄基準」の内一つ以上に該当する場合や、技術や基

準の進歩を反映した新しい器具との併用に適さないと判断される場合は直ち

に廃棄してください。

実際の耐用年数は様々な要因によって決まります。例:製品を使用する環境、使

用の頻度、状況、ユーザーの能力、保存やメンテナンスの状況等

製品に損傷や劣化がないか定期的に点検してください。

安全のため、使用前、使用中の点検に加え、専門家による綿密な点検を定期的

に行う必要があります。 綿密な点検は少なくとも12ヶ月ごとに行う必要があり

ますが、 必要な頻度は、使用の頻度と程度、目的により異なります。 また、各PPE

ユーザーが用具の使用履歴を把握できるようにするため、各ユーザーが専用

の用具を持ち、未使用の状態から管理することをお勧めします。 用具をよりよく

管理するため、製品ごとに点検記録をとることをお勧めします。 点検記録に含

める内容:用具の種類、モデル、製造者または販売元の名前と連絡先、製造番

号、識別番号、製造年、購入日、初めて使用した時の日付、ユーザー名、その他の

関連情報(例:メンテナンス、使用頻度、定期点検の履歴、点検日、コメント、点検

者の名前と署名、次回点検予定日) 詳しい点検記録の見本はwww.petzl.com/

ppeを参照ください。

廃棄基準

以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください:

- 使用前、使用中の点検、または定期点検において使用不可と判断された

- 大きな墜落を止めた場合や、非常に大きな荷重がかかった

- 完全な使用履歴が分からない

- プラスチック製品または繊維製品で、製造日から10年以上経過した

- 製品の状態に疑問がある

使用しなくなった製品は、以後使用されることを避けるため廃棄してください。

新しい技術および器具の発達

製品が、システムの中での使用に適さないと判断され、実際の耐用期間が過ぎ

る前に廃棄される場合の理由は様々です。 例:関連する基準、規格、法律の変

更、新しい技術の発達、他の器具との併用に適しない等

改造と修理

製品の機能を損ねる危険性があるため、ペツルによって認められた場合を除

き、製品の改造および修理を禁じます。 ペツルの認めない改造を行った場合、

製品の機能を損なう危険性があります。

ペツル工場以外での修理は認められません。 修理が必要な場合は、(株)アルテ

リア(TEL:04-2969-1717)にご相談ください。

持ち運びと保管

使用後は乾燥させて袋に入れて保管してください。

紫外線、湿気、化学薬品等を避けて保管してください。

トレーサビリティとマーキング

製品に付いているマーキングを消したり、タグを切り取ったりしないでくださ

い。 製品に記載されたマーキングが、使用期間中識別できる状態にあるよう

注意してください。

保証

この製品には、原材料及び製造過程における欠陥に対し3年間の保証期間が

設けられています。 ただし以下の場合は保証の対象外とします:通常の磨耗や

傷、酸化、改造や改変、正しくない保管方法、メンテナンスの不足、事故または過

失による損傷、不適切または誤った使用方法による故障

ペツル及びペツル総輸入販売元である株式会社アルテリアは、製品の使用か

ら生じた直接的、間接的、偶発的結果またはその他のいかなる損害に対し、一

切の責任を負いかねます。

Summary of Contents for Ascentree

Page 1: ...EED ANY OF THESE WARNINGS MAY RESULT IN SEVERE INJURY OR DEATH 390 g 3 year guarantee Patented ASCENTREE ASCENTREE 0082 EN Handledropeclampforuseintree carework withdoubleropetechnique FR Bloqueurpoignéepourl élagageentechniquecordesàdouble EN Rope core sheath ø 10 13 mm low stretch EN 1891 type A FR Corde âme gaine ø 10 13 mm statique EN 1891 type A DE Seil Kern Mantel ø 10 13 mm statisch EN 1891...

Page 2: ... a skull and crossbones symbol are authorized Check our Web site regularly to find the latest versions of these documents www petzl com Contact PETZL if you have any doubt or difficulty understanding these documents 1 Upper holes 2 Cam 3 Safety catch 4 Lower connection hole 5 Handle Principal materials aluminum alloy frame chrome plated steel cam nylon safety catch dual density elastomer grip Befo...

Page 3: ...and use branches for anchoring purposes specific training in tree care is essential The ASCENTREE is designed to be used with both hands STOP Ascending the rope 8 Pull the safety catches down and hook them on the frame of the device The cams are thus held open Put the ropes in place Pay attention to the Up Down indicator Unhook the safety catches so that the cams press against the ropes Connect yo...

Page 4: ...wing You can then back yourself up with a friction hitch on the blocked strand above the ASCENTREE Solution 1 Solution 2 8b Precautions to take when approaching the anchor Do not climb above the rope clamp grab or the anchor point and keep your lanyard under tension In case of a fall the energy is absorbed by the rope The closer you get to the anchor point the more the energy absorbing capacity of...

Page 5: ...e piece of equipment is compromised by the operation of another piece of equipment WARNING DANGER take care that your products do not rub against abrasive or sharp surfaces Users must be medically fit for activities at height The instructions for use for each item of equipment used in conjunction with this product must be respected The instructions for use must be provided to users of this equipme...

Page 6: ...he user how well the product is stored and maintained etc Inspect equipment periodically for damage and or deterioration In addition to the inspection before and during use a periodic in depth inspection must be carried out by a competent inspector This inspection must be performed at least once every 12 months The frequency of the in depth inspection must be governed by the type and the intensity...

Page 7: ...ープが流れることにより墜落する危険があります この危険を回避するた めには 解決策1 樹木の基部でロープを2本とも固定します 解決策2 支点の部分にノッ トを結び 片方のロープが動かない 引けない 状 態にします 図参照 動かないようにした方のロープに フリクションヒッチで バックアップをとります アッセンツリー の上側 8b 支点付近での注意事項 アッセンダーまたは支点より上に登らず またランヤードが大きくたるまないよ うにする必要があります 墜落の衝撃を吸収するのはロープです ロープの衝撃吸収力は支点に近づく につれて下がり 最終的にゼロになります 支点付近では衝撃荷重をかけないでください 8c 2本のロープが離れている場合 両方のアッパーホールにカラビナをかけて ロープが外れないようにします 9 関連するヨーロッパ基準について レスキュープラン ユーザーは この製品の使用中に問題が生...

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