48
使用者の皆
単顆型変形性膝関節症治療の目的で設計された医療機器、Agilium Freestep
3.0 下腿ブレースをご利用いただきありがとうございます。Agilium Freestep 3.0
は間接的な作用を特徴とする装具です。
これは膝関節そのものに装着するので
はなく、靴の中と下腿に装着します。つまり、
この製品の大きなメリットはブレー
スが膝関節の動きを制限しない点です。
変形性膝関節症とは?
1
変形性関節症は関節疾患のなかで最も多く見られる病気です。変形性関節症
患者の約60%が変形性膝関節症(ゴナルト症とも呼ばれます)の患者です。変
形性関節症は、過度の負荷、関節のずれ(X脚やO脚としても知られています)、
または1つまたは複数の関節の損傷により発生することがあります。骨格構造へ
の不適切な負荷または過負荷は関節の軟骨を摩耗させ、関節の損傷を進行さ
せます。
変形性膝関節症の治療は足から
2
Agilium Freestep 3.0 は膝にかかる負荷のラインを変えることで、膝関節の軟
骨で損傷が発生している部分への負荷を取り除きます。負荷のラインは、体重
が軟骨に大きくかかる点を示しています。足首関節を渡る硬いブリッジ、
そして
装具が下腿にかける外側からの軽い圧力が、歩行中または立っているときに膝
関節にかかる過負荷を取り除きます。痛みは効果的に緩和されます。
例えば、膝の内側(内側)の変形性膝関節症の患者の場合、内側の接触面(膝
の内側)は特に痛みを感じやすい部分(痛覚過敏)です。
したがって、歩行中ま
たは立っているときに膝の中心部に負荷を移行させることで痛みを緩和するこ
とができるのです。
ブレースに関してよくいただくご質問への回答をいくつかご用意いたしました。
その他、特殊な状況やブレースの装着方法に関するご質問は担当の義肢製作
施設にお問い合わせください。
Agilium Freestep 3.0 の調整
ブレースの調整は義肢装具士が行います。義肢装具士がそれぞれに合ったモ
デル、
また適切なサイズを選択し、下腿と靴に合わせて調整を行います。調整さ
れた状況でご装着いただき、再調整は義肢装具士によってのみ行われます。
Agilium Freestep 3.0 の装着方法について
3
まず靴の中敷があれば(取り外し可能な場合)
それを外します。Agilium
Freestep 3.0 を靴に入れます。外しておいた中敷きをブレースのソールプレート
の上に置きます。足を靴に入れます。靴を履いた後、義肢装具士がブレースの継
手部分が患者の足首の高さになるように調整します。
ブレースの上部を下腿に
沿うように上に持ち上げ、
カーフシェルをふくらはぎの周りにあてます。
ブレース
がしっかりと、快適にフィットしていることを確認します。
ストラップがきつすぎ、
脚が圧迫されていないことを確認してください。
ストラップにあるクイックリリー
スロック機構を締めます。正しくはまるととカチっと音がします。
Agilium Freestep 3.0に適した靴
Agilium Freestep 3.0 は常に靴に挿入された状態で装着しなければなりませ
ん。Agilium Freestep 3.0 を効果的に機能させるために、
ローファーやスニーカー