HF-3127-9
取
扱
説
明
書
AC プロペラファン
MRE
シリーズ
お買い上げいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、製品の取り扱いかたや安全上の注意事項を示しています。
•
取扱説明書をよくお読みになり、製品を安全にお使いください。
•
お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
はじめに
お使いになる前に
製品の取り扱いは、適切な資格を有する人が行なってください。
お使いになる前に、「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
この製品は、一般的な産業機器の機器組み込み用として設計されています。その他
の用途には使用しないでください。この警告を無視した結果生じた損害の補償につい
ては、当社は一切その責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
規格・CE マーキング
MRE16
タイプと
MRE18
タイプは、
UL
規格、
CSA
規格の認定を取得し、
CE
マーキン
グ(低電圧指令)を貼付しています。
安全規格の認定品名は、製品の銘板品名で取得しています。
•
認定規格
認定規格
UL507
、
CSA C22.2 No.113
認定機関
UL
•
適合規格
EN60950-1
•
設置条件(EN 規格)
過電圧カテゴリーⅡ、汚損度
2
、クラスⅠ機器
過電圧カテゴリーⅢの電源に接続するときは、絶縁トランスから給電してください。
有害物質
RoHS
(
EU
指令
2002/95/EC 27Jan.2003
)適合
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、お客様や他の人々へ
の危害や損傷を未然に防止するためのものです。内容をよく理解してから製品をお使
いください。
⼊๔
この警告事項に反した取り扱いをすると、死亡または重傷を負う場合がある内容を示
しています。
•
爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気、腐食性の雰囲気、水のかかる場所、可燃物
のそばでは使用しないでください。火災・感電・けがの原因になります。
•
設置、接続、運転・操作、点検・故障診断の作業は、適切な資格を有する人が行
なってください。火災・感電・けがの原因になります。
•
通電状態で移動、設置、接続、点検の作業をしないでください。電源を切ってから作
業してください。感電の原因になります。
•
過熱保護装置(サーマルプロテクタ)がはたらいたときは、電源を切ってください。過
熱保護装置が自動復帰したときにファンが突然起動して、けが・装置破損の原因に
なります。
•
ファンはクラスⅠ機器のみに使用してください。感電の原因になります。
•
ファンは筐体内に設置してください。感電・けがの原因になります。
•
設置するときは、必ず保護接地線を接地してください。感電の原因になります。
•
電源入力電圧は、定格範囲を必ず守ってください。火災・感電の原因になります。
•
接続は接続図にもとづき、確実に行なってください。火災・感電の原因になります。
•
ケーブルを無理に曲げたり、引っ張ったり、挟み込まないでください。火災・感電の
原因になります。
•
停電したときは、電源を切ってください。停電復旧時にファンが突然起動して、けが・
装置破損の原因になります。
•
ファンを分解・改造しないでください。感電・けがの原因になります。内部の点検や修
理は、お買い上げになった支店または営業所に連絡してください。
ᵈᗧ
この注意事項に反した取り扱いをすると、傷害を負うまたは物的損害が発生する場合
がある内容を示しています。
•
ファンの仕様値を超えて使用しないでください。感電・けが・装置破損の原因になり
ます。
•
ファンの開口部に指や物を入れないでください。けがの原因になります。
•
運転中および停止後しばらくの間は、モーター部に触れないでください。モーター部
の表面が高温のため、やけどの原因になります。
•
ファンの回転部(羽根)、リード線を持たないでください。けがの原因になります。
•
ファンの周囲には、可燃物を置かないでください。火災・やけどの原因になります。
•
ファンの周囲には、通風を妨げる障害物を置かないでください。装置破損の原因に
なります。
•
運転中は回転部(羽根)に触れないでください。けがの原因になります。保護のため、
フィンガーガードを使用してください。
•
異常が発生したときは、ただちに電源を切ってください。火災・感電・けがの原因に
なります。
•
ファンは、正常な運転状態でも、モーター部の表面温度が
70 °C
を超えることがあります。運転中のファンに接近できるときは、図
の警告ラベルをはっきり見える位置に貼ってください。やけどの
原因になります。
警告ラベル
•
ファンを廃棄するときは、できるだけ分解し、産業廃棄物として処理してください。
準 備
製品の確認
次のものがすべて揃っていることを確認してください。不足したり破損している場合は、
お買い求めの支店または営業所までご連絡ください。
•
ファン
..........................................................................1
台
•
電源リード線(
MRE10
/
MRE12
のみ)
............................1
本
•
電源ケーブル(
MRE16
/
MRE18
のみ)
..........................1
本
•
アラームケーブル(アラーム付タイプのみ)
....................1
本
•
フィンガーガード
..........................................................1
枚
•
取付ねじセット
.............................................................1
セット
(座金組み込み十字穴付ねじ、フランジ付六角ナット
各
4
個)
ねじサイズ:
MRE10
/
MRE12
は
M4
、
MRE16
/
MRE18
は
M5
•
取扱説明書(本書)
......................................................1
部
重要
1
次(コイル)と
2
次(アラーム回路)間で絶縁抵抗測定や耐圧試験を行な
わないでください。アラーム回路が破損する原因になります。
設 置
設置場所
ファンは機器組み込み用に設計、製造されています。
風通しがよく、点検が容易な次のような場所に設置してください。
•
屋内に設置された筐体内(換気口を設けてください)
•
使用周囲温度
MRE10
/
MRE12
:
−
30
~
+50 °C
(凍結しないこと)
MRE16
/
MRE18
:
−
30
~
+60 °C
(凍結しないこと)
回転低下アラーム付タイプは
−
20
~
+60 °C
•
使用周囲湿度
85%
以下(結露しないこと)
•
爆発性雰囲気、有害なガス(硫化ガスなど)、および液体のないところ
•
直射日光が当たらないところ
•
塵埃や鉄粉などの少ないところ
•
水(雨や水滴)、油(油滴)、およびその他の液体がかからないところ
•
連続的な振動や過度の衝撃が加わらないところ
•
放射性物質や磁場がなく、真空でないところ
•
電磁ノイズ(溶接機、動力機器など)が少ないところ
スイッチング回路や高周波電源の近くで使用すると、電磁ノイズ(伝導ノイズ、放射ノ
イズ)の影響で、ファンの内部に誘導電流が流れる場合があります。誘導電流が流
れると、ファンの軸受けに電食が発生し、異常音や寿命低下の原因になります。電
磁ノイズの影響がない環境で使用してください。