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IM-T-296C  2021.7 

 

 

DTPA-A-5K型  ワイヤ式変位変換器-取扱説明書

 

このたびは本製品をお買い上げいただきまして,ありがとうご
ざいます。ご使用の前には,本書を必ずお読みください。 
また,お読みになったあとはいつでも見られるところに必ず保
管してください。 
本書に記載の仕様は予告なく変更させていただく場合があり
ます。最新情報は弊社ホームページをご確認ください。 

1. 

取扱説明書中のマークについて

 

ご使用になる方の安全確保に関する重要な事項や機能確保に
関する事項にはマークをつけて記載していますので,必ずお読
みください。

 

警告

 

取扱を誤った場合,人体に重大な悪影響を及ぼ
す恐れがあります。 

注意

 

故障しないようにするための注意や正しく動
作させるための注意を記載しています。 

2. 

ご使用に際しての重要なご注意

 

本製品は,水素環境下ではご使用できません。

 

3. 

安全上のご注意

 

警告

 

 

ワイヤを引出すと自動的に戻る機構になっています。手を
離すとワイヤが勢いよく巻き取られ,怪我をする恐れがあ
ります。ワイヤを引出した状態で手放さないでください。 

4. 

使用上のご注意

 

注意

 

 

ワイヤを引出した状態で手放さないでください。また,ワ
イヤに急激な加減速を与えないでください。変換器が破損
します。 

 

変換器を分解しないでください。 

 

水中に入れたり,水がかかるような場所および塵埃のはげ
しい場所では使用しないでください。 

 

本体が振動する設置状態では使用しないでください。 

 

ケーブルの曲げ半径はケーブル直径の6倍以上としてく
ださい。 

5. 

取り付け

 

5.1 

六角穴付きボルト(M4 L6以上)4本を使用して,不動点(水
平もしくは垂直のどちらか)に固定します。

 

なお,六角穴付きボルトはお客様でご用意ください。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

5.2 

初期不平衡値は -3000~-2400(×10

-6

ひずみ)です。 

5.3 

ストッパゴムがしっかりとクチ座の奥まで入っているの
を確認したうえで,ストッパゴムを手で押さえながらワイ
ヤを引出してください。万が一,ワイヤから手を離しても
ワイヤがゆっくり巻き取られます。 

5.4 

ワイヤを5~20mm引出した状態でスイベルを固定してくだ
さい。 

5.5 

ストッパゴムをクチ座から抜き出し,ストッパゴムの切れ
目を開いてワイヤから取り外してください。 

6. 

接続・測定

 

6.1 

変位変換器をひずみ測定器に接続します。 

6.2 

弊社以外のひずみ測定器を使用される場合は,コネクタプ
ラグへの配線は下図のようになっていますので確認のうえ
接続してください。

 

 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

6.3 

ヒートランを 5~10 分行ってから測定を開始してください。

 

7. 

換算

 

7.1 

換算には検査成績書の校正係数を使用します。 

7.2 

ひずみ測定器を使用する場合は,出力値がε(×10

-6

ひず

み)で表示されます。1(×10

-6

ひずみ)に相当する変位が検

査成績書に記入されていますので,乗算により変位が求め
られます。 

変位(mm)=ひずみ測定器の出力ε(×10

-6

ひずみ) 

×校正係数(mm/1×10

-6

ひずみ) 

7.3 

その他の増幅器,記録器を使用する場合は,ブリッジ印加
電圧を正確に計ることが必要になります。ブリッジ印加電
圧1(V)を加えたときの出力電圧1( V)に相当する変位が検
査成績書に記入されていますので乗算により変位が求めら
れます。

 

変位(mm)=

ブリッジ出力電圧( V) 

×校正係数(mm/1μV/V) 

ブリッジ印加電圧(V) 

8. 

保管上の注意および点検

 

8.1 

変位変換器には水,油,塵などがつかないようにしてくだ
さい。 

8.2 

年 1 回程度の再校正をお勧めします。(弊社にお申し付け
ください) 

8.3 

初期値,指示値が異常と思われる場合は,入力抵抗,出力
抵抗,本体とケーブル心線間の絶縁抵抗(100MΩ以上)を
測定してください。

 

異常があれば本器の故障と考えられます。弊社の営業まで
ご連絡ください。 

注意

 

 

絶縁抵抗を測定する場合には,絶縁抵抗計の印加電圧は
50V 以下でご使用ください。 

Summary of Contents for DTPA-A-5K

Page 1: ...tioned in the guide With holding the rubber stopper with one hand pull out the wire If you release the wire the DTPA A slowly winds the wire 5 4 With the wire pulled out 5 to 20 mm lock the swivel 5 5 Remove the rubber stopper from the guide Open the slit of the rubber stopper and remove it from the wire 6 Connection 6 1 Connect the transducer to a strain amplifier 6 2 When using a strain amplifie...

Page 2: ...d cable 4mm diameter by 3m long terminated with a connector plug PRC03 12A10 7M Shield wire is not connected to the case Mechanical Properties Safe Overload Rating 103 When fixing the 10mm wire Response Speed 1000 mm s Deviation of displacement within 1 RO It may emit a spike noise when the speed is 20 mm s or less Measuring Force Approx 2 N Max 2 8 N Service Life 20 000 times or more Wire Diamete...

Page 3: ...ルトはお客様でご用意ください 5 2 初期不平衡値は 3000 2400 10 6 ひずみ です 5 3 ストッパゴムがしっかりとクチ座の奥まで入っているの を確認したうえで ストッパゴムを手で押さえながらワイ ヤを引出してください 万が一 ワイヤから手を離しても ワイヤがゆっくり巻き取られます 5 4 ワイヤを5 20mm引出した状態でスイベルを固定してくだ さい 5 5 ストッパゴムをクチ座から抜き出し ストッパゴムの切れ 目を開いてワイヤから取り外してください 6 接続 測定 6 1 変位変換器をひずみ測定器に接続します 6 2 弊社以外のひずみ測定器を使用される場合は コネクタプ ラグへの配線は下図のようになっていますので確認のうえ 接続してください 6 3 ヒートランを 5 10 分行ってから測定を開始してください 7 換算 7 1 換算には検査成績書の校正係数を使用します 7 ...

Page 4: ...加電圧 1 5V AC または DC 入力抵抗 350Ω 1 出力抵抗 205Ω 3 ケーブル 0 08mm2 4 心シールドクロロプレン 3m 外径 4mm 先端コネクタプラグ PRC03 12A10 7M シールドは本体に接続されていません 機械的特性 許容過負荷 103 10mm ワイヤを引出し 固定時 応答速度 1000mm s 変位量偏差 1 RO 以内 速度が 20mm s 以下ではスパイクノ イズが発生する場合があります 測定力 約 2N 最大 2 8N 繰り返し寿命 2万回以上 ワイヤ 直径 0 45 材質ステンレス鋼 質量 約 1 2kg ケーブル含まず 保護等級 IP40 相当 JIS C 0920 適合指令 RoHS 指令 2011 65 EU EU 2015 863 10 物質 注 RoHS 指令対応品は CE マークの表記付き製品に限ります 付属品 ストッパゴム ...

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