セッティングに必要な物
セッティングガイド
0.0
0.5
1.0
1.0
1.5
2.0
3 3.5 4
4.5 5 5.5
6 6.5 7
7.5 8 8.5
9
9.5 10 10.5
11 11.5 12
車高の調節
リバウンド量の調節
リバウンド量の調節はサスアームの4×
8mmイモネジにて調節します。
リバウンド量が少なすぎると路面追従性が
落ちグリップ感が低下します。極端な場合
ですとコーナーリング中にリヤのグリップ
が抜けスピンしてしまう恐れがあります。
逆にリバウンド量が多すぎるとグリップ感
は増えるもののロール量が増え過ぎS字コ
ーナー等の切り返し等が走行しにくくなり
ます。多すぎず少なすぎず適切な量を調節
してください。リバウンド量は必ずフロン
ト側よりもリヤ側が多くなるように調節す
ると良いでしょう。リヤ側よりフロント側
が多いということは通常ありません。
リバウンド量は2〜5mm程度が目安です。
この範囲内で調節すると良いでしょう。
シャーシ完成後または走行前にセッティングを行います。
SV-10 SIGMA2は、走りを追求したハイエンドツーリングカーです。
如何なる路面状況にも寛大に対応できるシャーシ設計を行っていますが誤ったセッ
ティングを施してしまうと本来の性能を十分に発揮することが難しくなってしまい
ます。
コースや路面状況そしてあなたのドライビングフィールに合う車になるよう各部の
車高ゲージ
キャンバーゲージ
ノギス
B-18 ジュラカラーセットφ3mm
キット標準位置
7mmフロント寄りに固定
キャンバー角の調節
ロールセンターの調節
サスブロック下のジュラカラーの高さを変
えることによってロールセンターの高さを
変えることができます。
ジュラカラーの高さを低くくするとロール
センターも低くなり、逆にジュラカラーの高
さを高くするとロールセンターも高くなり
ます。
ロールセンターが低いとロール量が増えメ
カニカルグリップが上がります。ドライビン
グはややマイルドな特性になります。ロール
センターが高いとロール量が減りメカニカ
ルグリップが下がります。ドライビングは、
ややクイックな特性になります。路面グリップの高い場合は、ロールセンターを高めに、
逆に路面グリップが低い場合にはロールセンターを低めにするのが一般的です。
キット標準ではフロント・リヤとも1mmジュラカラーを使用しています。
ロールセンターは、アッパーアーム取付角度も大きく関係しています。
基本的にはジュラカラーの高さにあったアッパーアーム取付穴を選択してください。
ちなみにSV-10 SIGMA2は、サスブロック下のジュラカラーの高さ・アッパーアーム
取付穴をフロントとリヤで同じにした場合フロント・リヤのロールセンターが全く
同じになるように設計されています。
スキッド角の調節
スキッド角を付けることによってギャップの走破性が向上します。
スキッド角はサスブロッ下のジュラカラーの高さに前後方向に差を付ける事によっ
て可能になります。SV-10 SIGMA2では前後のジュラカラーの高さの差が1mmでス
キッド角が1.3°付くようになっています。
(この時フロント側はCハブ3°+スキッ
ド1.3°でトータルキャスターが4.3°になります。) キット標準はスキッド角0°
です。
レバー比とスプリングについて
リバーシブルアッパーデッキについて
アッパーデッキにはモーターマウント固定用の穴を右側・左側それぞれに前後7mm
違いで設けています。これによりアッパーデッキをひっくり返して取り付けるとモ
ーターマウントが7mm移動して固定できるようにしてあり、重量バランスを調整で
きるようにしてあります。セッティングの味付けの一つとしてお試しください。
アッカーマンの調節
ステアリングを切った時に外側のタイヤよりも内側のタイヤの切れ角が多くなる事をア
ッカーマンといいます。
キット標準の取付位置でアッカーマンが最適になるように設計してあります。
(この時プ
ロポ側の最大蛇角を70%程度しておくと良いでしょう。)
もしも好みに合わせて変更したい場合にはステアリングホーンにタイロッドが付いてい
る位置を外側から内側に変更するとアッカーマンが増える方向になります。ステアリン
グホーンはそのままでナックル側の取り付け位置を外側するとアッカーマンが減る方向
になります。
アッカーマンを変更すると最大舵角も変わってしまうのでプロポ側での調節が必要です。
ちなみにSV-10 SIGMA2は、4駆車の中では世界一の最大蛇角を誇っています。
(内側40°)
デフの調節
SV-10 SIGMA2は、デフを車体から外さなくても、デフの効きを調整する事ができます。
デフカップ内にあるシャフトの溝に1.5mm六角レンチを差し込みロックさせ、反対
側のタイヤを回転させることによってデフの効きが調節可能です。
デフは滑らずスムーズに動くよう調節してください。
バンプ角の調節
サスペンションが沈み込んだ時フロントタイ
ヤがトーインになる事をバンプトーインといい。
逆にトーアウトになることをバンプトーアウ
トといいます。
ロールセンター変更時にサスブロック下のジ
ュラカラーの高さを変更した場合には、ステ
アリングワイパーとタイロッドの間にスペー
サーを挟み調節します。
基本的にあまり変化させない様に調節します。
トー角の調節
シャーシを上から見てタイヤが内向きに向
いているのがトーイン外側に向いているの
がトーアウトです。
フロントトーインの場合は直進性が向上し
ステアリングの初期が穏やかになります。
フロントトーアウトの場合は直進性がやや
悪くなりますがステアリングの初期がクイ
ックになります。どちらも強く角度をつけ
るとあまり良い結果になりません。基本的
にはトー角0°が基本となります。どうして
もトー角を付けたい場合には0.5°程度に
しておくと良いでしょう。
フロントトー角の調節は。タイロッドの長さで調節します。
リヤのトー角は、コーナーリングのグリップ力に影響します。リヤトー角が強くなる
とリヤが安定しまがその分コーナーリングスピードはスポイルされます。リヤトー
角を減らすとリヤの安定性はやや減りますがコーナーリングスピードは上がります。
コースや好みに合わせて調節してください。
SV-10 SIGMA2では、キット標準でリヤトーインが2°付いています。
(リヤハブキ
ャリアで2°)オプションのトーインサスブロックセットを使用すると更に2.5°と
3°のトー角が選択できるようになります。
0t-0.5°
1t-0.5°
2t-0.5°
2t-1°
1t-1°
0t-1°
前後ダンパーステーは外見上のデザインこそ若干異なりますがダンパー取付穴はフ
ロントとリヤで全く同じになるように設計してあります。
ダンパー取付穴は、図の実線で結んである取付位置から順に
0%→−3.5%→−7%と取付後のスプリングの作動力が徐々に柔らかくなるように
設計してあります。ちなみに当社のツーリングカー用ダンパースプリングは硬い方
からバネ定数が10%ずつ柔らかくなるように設計してあります。
セッティング時にスプリングを柔らかくしたい時には、
一番外(0%)→真ん中(−3.5%)→一番内(−7%)→スプリングを一段階柔らかくし
て一番外(−10%)と段階的に柔らかくしていけるのです。
なお、サスアーム側の取付穴を内側にするとレバー比の関係により作動力が約10%
柔らかくなります。 ですので上記の順以外にも
一番外(0%)→真ん中(−3.5%)→一番内(−7%)→サスアーム側を内にして一番外(−
10%)でも同じような効果があります。組み合わせると一つのバネで6段階の硬さが
選択可能です。
(厳密に言うとサスアーム側のダンパー取付位置は内側よりも外側の
方がサスペンションを効率的に使えるので、そういった面ではできるだけサスアー
ム側は外側の穴を使用した方が良い結果が得られると思います。)
キット標準スプリングはSY-28Fです。
−3.5%
−7%
−10%
路面にあわせて車高調節を行います。
路面が平坦でなめらかな場合には車高を低く、パーキ
ングロットや路面が荒れているコースの場合には車高
をやや高めにセットします。
車高の調節はオイルダンパーのスプリングアジャスタ
ーのねじ込み量にて調節します。
車高を上げたい場合にはねじ込み量を増やし、車高を
下げたい場合にはねじ込み量を減らします。
シャーシにバッテリーを搭載し、車高ゲージを使用し
てフロント・リヤそれぞれ計測します。フロント側が計
測しにくい場合にはバンパーを取り外して計測してく
ださい。
4×8mm
イモネジ
タイロッド
ジュラカラー
ステアリングワイパー
タイロッド
スプリング
アジャスター
アッパー
アーム
ネガティブ
キャンバー
ポジティブ
キャンバー
キット標準
適正アッカーマン
アッカーマン減少
内側のタイヤがあまり切れない
ダンパーステー側のアッパーアーム取付穴は全部で6箇所設けています。これはサス
ブロック下のジュラカラーの高さ(ロールセンター)と対地キャンバー変化量により、
それぞれ最適となる穴位置になっています。サスブロック下ジュラカラーと初期キ
ャンバーに合わせて取付穴を選択してください。更に対地キャンバー変化をさせた
い場合には、基本の穴よりも低い位置の穴を使用してくだい。
1.5mm
六角レンチ
品 番
Description
ばね定数
Spring constant
(g/mm)
線径
Diameter of a rod
(mm)
有効巻き数
Number of turns
色
Color
巻き方向
Direction
SX-28
c
196
1.2
3.0
黒
Black
右
Right
d
210
1.4
5.0
金
Gold
右
Right
e
234
1.4
4.5
黒
Black
左
Left
f
263
1.4
4.0
銀
Silver
右
Right
g
272
1.5
5.0
黒
Black
右
Right
h
302
1.5
4.5
銀
Silver
右
Right
i
340
1.5
4.0
黒
Black
右
Right
j
388
1.5
3.5
金
Gold
右
Right
■スプリング詳細一覧
品 番
Description
ばね定数
Spring constant
(g/mm)
線径
Diameter of a rod
(mm)
有効巻き数
Number of turns
色
Color
巻き方向
Direction
SY-28
F
272
1.5
5
銀
Silver
左
Left
G
302
1.5
4.5
黒
Black
左
Left
H
340
1.5
4
銀
Silver
左
Left
I
388
1.5
3.5
黒
Black
左
Left
J
432
1.6
4
金
Gold
左
Left
K
460
1.6
3.75
銀
Silver
左
Left
L
494
1.6
3.5
黒
Black
左
Left
M
531
1.6
3.25
金
Gold
左
Left
J-2
J-3
J-4
J-5
J-6
J-1
1
2
1
2
1
2
φ1.1mm 3穴
φ1.2mm 3穴
φ1.1mm 2穴
φ1.2mm 2穴
φ1.1mm 1穴
φ1.2mm 1穴
2.85mm
2
(5)
3.39mm
2
(6)
1.90mm
2
(3)
2.26mm
2
(4)
0.95mm
2
(1)
1.13mm
2
(2)
キット標準
J-1
J-2
J-3
J-4
J-5
J-6
ランナー番号
穴
穴面積
■ダンパーピストン詳細一覧
高さ0.5mm, 0.75mm, 1mm, 2mm, 3mm, 5mm
の6種類各4個セット(¥400)
※穴面積の括弧内は面積の小さい順の順番です。
コーナーリング中の接地面積を変えタイヤの
グリップ力を変化させます。
ネガティブキャンバーにするとグリップ力が
増え、ポジティブキャンバーにするとグリッ
プ力が減ります。基本的にポジティブキャン
バーにセットする事はありません。
ネガティブキャンバー0〜1.5°の間でセッ
トすると良いでしょう。基本は0.5°です。
初期キャンバーは、アッパーアームの長さで
調節します。
○t-○°
サスブロック下
スペーサー量
対地キャンバー
変化量