使用可能電池、ストロボライト発光、およびフォーカスライト連続点灯の制限について
この度は、D-2000 Type3 をお買い上げ頂き、誠に有難う御座います。
発光部、及び内部電子回路等の加熱や劣化を防止する為、下記項目をお守り下さい。
使用可能電池について
本製品で使用可能な電池は、下記 5 種類の“単三型電池”で、同一種類、同一メーカー、同一型番の良質で劣化
していない電池『4 本』の組み合わせとなります。
特に、ニッケル水素充電池は、サンヨー “eneloop”(品番:HR-3UTG)以外を使用する事は出来ません。十分にご
留意下さい。
“eneloop”(品番:HR-3UTG)以外の旧世代、あるいは高容量ニッケル水素充電池は、①自己放電が激しく常時、性
能が発揮出来ない。②突然性能劣化が起き、気が付かない。また、充放電時の発熱が激しく、本 D-2000 Type3
の内部電子回路に損傷を与える可能性があります。
次世代のニッケル水素電池である“eneloop”(品番:HR-3UTG)は、従来品の欠点が解消され、充放電時の発熱が
少なく、後述の動作制限をお守り頂く事で、安全にご使用頂く事が出来ます。
【二次電池(充電出来る)】
・
単三型“eneloop”充電池 [品番:HR-3UTG]
・
単三型ニッカド充電池 (1.2V)
【一時電池(充電出来ない)】
・
単三型アルカリ電池 (1.5V)
・
単三型リチウム電池 (1.5V)
・
単三型オキシライド電池 (1.5V) (*1)
*1 新品のオキシライド電池を使用する場合のみ、フォーカスライトの連続点灯時間に制限があります。
詳細は次項をご覧下さい。
フォーカスライトの連続的点灯制限について
連続的な「フォーカスライト」の点灯は 60 分以内で必ず一旦消灯し、水温+0℃~+25℃の場合は 5 分以上、水温
+25°~+35℃の場合は 10 分以上消灯し続け、LED 部、及び内部電子回路を冷却させて下さい。
但し、新品のオキシライド電池を使用する場合のみ、連続点灯可能時間は 10 分以内とします(使用開始直後の電
圧が 1.7V 以上あり、長時間の連続点灯で発熱が多くなる為)。
Full~-1EV.付近でのストロボライト発光(閃光)動作を 10 回以上、あるいは、通常の(-1.5EV.付近より弱い)ストロボ
ライト発光(閃光)動作を 30 回以上行なった後は、他の電池と同様に、連続点灯可能時間は 60 分以内となります。
また、フォーカスライトは必要な時だけ点灯させ、不要な時には消灯することをお勧めします。これにより電池の発
熱と消耗を抑え電池の寿命を延ばすことが出来ます。
(裏面に続く)
(表面の続き)
ストロボライトの発光制限について
連続的な「ストロボライト」の発光(*2)は、下表の回数までで一旦止め、水温+0℃~+25℃の場合は約 2 分以上、水
温+25°~+35℃の場合は約 4 分以上休ませて、発光部、及び内部電子回路を冷却させて下さい。
さらに、連続発光/非連続発光に関わらず、合計発光回数が下表の回数になった時点で、上記休息とは別に、必
ず 10 分以上メインモードスイッチを OFF として、発光部、及び内部電子回路を冷却させて下さい。
また、上記条件以外の場合でも初期性能維持の為、D-2000 Type3 の使用頻度(発熱)に応じて適宜冷却時間を
取って下さい。
D-2000 の各スイッチ設定 [D-2000 の発光量]
連続的な発光の制限回数[水温別]
合計発光
メインモードスイッチ
EV.コントロールスイッチ
+0℃~+25℃
+25°~+35℃
回数
FULL
--
10 回
5 回
50 回
M-0.5▼-6
-0.5、-1
10 回
5 回
50 回
-1.5、-2、-2.5、-3
30 回
15 回
100 回
-3.5、-4、-4.5、-5、-5.5、-6
50 回
25 回
150 回
S-TTL
-- [遠い方の限界付近] (*3)
10 回
5 回
50 回
S-TTL “Low”
-- [-1.5EV.~-3EV.付近] (*4)
30 回
15 回
100 回
-- [-3.5EV.付近より弱い] (*5)
50 回
25 回
150 回
AUTO
-- [遠い方の限界付近] (*3)
10 回
5 回
50 回
-- [-1.5EV.~-3EV.付近] (*4)
30 回
15 回
100 回
-- [-3.5EV.付近より弱い] (*5)
50 回
25 回
150 回
*2 ここで言う“ストロボライトの連続発光”とは、30 秒より短い間隔でストロボライトの発光(閃光)を繰り
返す事を指しています。
*3 実際の発光量が調光範囲の遠い方の限界付近(S-TTL/AUTO:Full~-1EV.付近、S-TTL“Low”:
-1EV.付近)でご使用の場合
*4 実際の発光量が-1.5EV.~-3EV.付近でご使用の場合
*5 実際の発光量が-3.5EV.付近より弱い場合
加えて、「安全上のご注意」、及び使用説明書【基本編】内「1 撮影の準備をする」/「3 撮影が終わったら」のページをご確認
頂き、安全にお使い頂きます様、お願い致します。
2008.2.4 現在