取付説明書
RS-485 通信カード「OPC-E1-RS」
RS-485 通信カード「OPC-E1-RS」をお買上げいただきましてありがとうございます。この通信カードを FRENIC-Multi シリー
ズに取り付けることで,RS-485 通信が可能になります。
1. 製品の確認
次の項目を確認してください。
(1) RS-485 通信カードが入っていることを確認してください。
(2) RS-485 通信カード上の部品の異常,凹み,反りなど輸送時での破損が
ないことを確認してください。
(3) RS-485 通信カード上に形式「OPC-E1-RS」が印刷されていることを確認
してください。
(図1)
製品にご不審な点や不具合などがありましたら,お買上げ店または最寄り
の弊社営業所までご連絡ください。
図1 図2
フック
CN3
形式
SW9
SW10
図3
2. 取付け方法
静電気による破損防止のため,取扱いの際は,帯電防止対策を講じるかプ
リント基板に直接触れないようにフックを持ってください。
(1) 複数台インバータが接続されている場合,終端となるインバータに取
り付ける RS-485 通信カードの SW9(図1)は必ず ON にしてください。
(2) 端子カバーが取り付けられている場合は,下面の隙間(表示“PULL”の
左横)に指を入れ,手前に引いて取り外します。
端 子 カ バ ー の 取 外 し に つ い て は , 「 FRENIC-Multi 取 扱 説 明 書
(INR-SI47-1058)」の「2.3 配線」を参照してください。
(3) インバータ本体にインタフェース基板が装着されている場合は,インタ
フェース基板のフックを押さえて両手で取り外します。(図3)(取り
外したインタフェース基板は使用しません。
)
(4) インバータ上部のコネクタに,RS-485 通信カードのコネクタ CN3
(図2)
をカチッと音がするまではめ込み,確実に取り付けてください。
(5) 端子カバーを取り付ける前に,主回路端子台カバーの RS-485 通信ケー
ブル引出し口のバリア2個所(図4)をニッパーなどで切断します。
(3.7kW 以下)
(6) 端子カバーの取付けは,端子カバー上部にあるツメを本体の溝に入れ
ながら取り付けます。このとき,制御信号線などを噛まないよう注意し
てください。
端 子 カ バ ー の 取 付 け に つ い て は , 「 FRENIC-Multi 取 扱 説 明 書
(INR-SI47-1058)」の「2.3 配線」を参照してください。
・ 主回路端子の配線を行う場合には,RS-485 通信カードを取り外して
から配線を行ってください。
(3.7kW 以下)
・ 本 RS-485 通信カードのピン割付けは、FVR-E11S の RS-485 通信用
RJ-45 コネクタのピン割付けと異なっています。FVR-E11S からの置
換えで RS-485 通信を行う場合は,信号切換スイッチ SW10(図1)を
必ず"2"に切り換えてください。詳細については、「RS-485 通信ユー
ザーズマニュアル(MHT271b)」を参照してください。
図4
・ 通信ケーブルが長く設定した通信速度が速いときに通信エラーが発生する場合は,通信ケーブルをノイズ対策用コアに
3T程度巻き付けるなど対策を講じてください。(例えばJFEフェライト(株)製MA055 38.1/19/12.7Aなど)
フック
インタフェース基板
RS-485 通信カード
主回路端子台カバー
RS-485 通信ケーブル
引出し口のバリア
システム機器事業部
〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町 5 番 7 号(三井住友銀行人形町ビル)
U
RL http://www.fujielectric.co.jp/fcs/
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T
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INR-SI47-1089