160
Dräger HPS 3500
輸送
5.2
クリーニング
5.2.1 保護帽のクリーニング
保護帽の使用後は、常時、バッグ内または施錠された場所
(ロッカー等)に収納し、直射日光と湿気を避けて保管して
ください。
保護帽のクリーニング方法:
保護帽は決して直射日光下でクリーニングしないでくだ
さい。
保護帽を分解します (5.3.1 章 (160 ページ) を参照)。
内側および外側の各部品を、中性石鹸とぬるま湯で洗い
ます。
その後、室温で乾燥させます。
乾燥機にはかけないでください。
再び組み立てる前に、すべての部品が完全に乾いている
ことを確認してください。
す べ て の 部 品 が 乾 燥 し た ら、保 護 帽 を 組 み 立 て ま す
5.2.2 保護ゴーグルのクリーニング
保護ゴーグルのクリーニング方法:
保護ゴーグルは決して直射日光下でクリーニングしない
でください。
ゴーグルを保護帽から取り外します。
レンズを一般的な洗浄剤でクリーニングします。
柔らかい布 (マイクロファイバーが最適)で水分を拭き
取ります。
5.3
メンテナンス作業
情報:識別用のラベルやステッカーは、帽体の端から 25 mm 以
上離して貼り付けてください。
5.3.1 保護帽を分解する
保護帽を分解する際はまず上下を逆にし、部品を紛失しない
ように、障害物のない清潔な面に置きます。
分解作業中は、すべての部品を整理して並べてください。
1. ひも (No. 1、図 4.3.1 a を参照)をアジャスター (2)か
ら外し、サイズ調節システムから外します。
2. ハンモック(No. 4、図4.3.1 cを参照)の後ろ部分(No. 3、
図 4.3.1 b を参照)を外します。
3. ヘッドバンド用留め具 (後ろ)(No. 6、図 4.3.1 d を参
照)の 2 か所のタブ (5)を外します。
4. 留め具 (後ろ)(No. 6、図 4.3.1 e を参照)を上方に引
き、帽体のクリップから外します。
5. ヘッドバンド用留め具 (前)(No. 7、図 4.3.1 f を参照)
を上に引き、クリップを帽体から外します。次に、衝撃吸
収ハーネスを保護帽から外します (図 4.3.1 g を参照)。
6. 保持システムの固定具 (No. 8、図 4.3.1 h を参照)を下
方に押して、あごひも全体を帽体から取り外します。
7. クリップ (No. 9、図 4.3.1 i を参照)を回し、ハーネスを
外します。
8. ハンモック(No. 4、図 4.3.1 k を参照)を固定ピンから外
します。
9. 面ファスナーを緩めて、首用パッド (No. 10、図 4.3.1 l
を参照)を取り外します。
10. サポートリングのパッドを取り外します、そのために、面
ファスナー(No. 11、図 4.3.1 m+n を参照)を緩めます。
5.3.2 保護帽を組み立てる
1. 保持システムの固定具(No. 1、図 4.3.2 a を参照)を、下
から上方向に再び取り付けます。
2. 衝撃吸収ハーネス(No. 3、図 4.3.2 c を参照)のクリップ
(No. 2、図 4.3.2 b を参照)を取り付けます。その際ハー
ネスを、クリップと帽体の間に張り渡してください。その
後、クリップ (No. 4、図 4.3.2 d を参照)を閉じます。
3. ヘッドバンド用パッド (No. 5、図 4.3.2 e を参照)を保
持システムに取り付けます。
4. ハンモック(No. 6、図 4.3.2 f を参照)をハーネスに取り
付けます。
5. 首用パッド (No. 7、図 4.3.2 g を参照)を、面ファスナ
ーで再度取り付けます。
6. ハンモックとパッドを取り付けて完成したヘッドバンド
を保護帽に取り付け、後ろ部分と前部分を固定します(図
4.3.2 h+i を参照)。
7. 次に保持システムを取り付けます。その際、手前側のひも
(側頭部ひも)(No. 8、図 4.3.2 k を参照)をアジャスタ
ー (9)に、後ろ側のひも (えり首ひも)(10)を調節シ
ステム (11)に通します。
8. 保持システムの保護ひも (No. 12、図 4.3.2 l を参照)を
ねじれ防止装置 (13)に通します。
保護ひも (12)はハンモック (14)の下に位置します。
6
輸送
保護帽は、オリジナルパッケージまたはオプションのバッグ
に入れて輸送します。
7
保管
保護帽は、熱源がなく清潔で乾燥した暗所に、+10 °C から
+40 °C の温度範囲で保管します。
保護帽およびアクセサリは、オリジナルパッケージまたはオ
プションのバッグに入れて保管します。
保護帽を直射日光 (紫外線)から保護するため、車両内に置
く場合は必ず専用バッグに入れてください。
8
廃棄
適切な方法でメインテナンスおよび取扱を行う場合、保護帽
および保護ゴーグルの耐用年数は約 8 年です。使用条件によ
って耐用年数は大幅に異なります。保護帽が破損したら廃棄
してください。表面に掻きキズや擦りキズなど明らかな損傷
が見られるゴーグルは、廃棄してください。
廃棄する際は、それぞれ各地域の現行の規則に従ってくださ
い。
注意
クリーニングには、研磨剤または強アルカリ性洗剤、
溶剤、ガソリンやアルコール等の有機液体を決して使
用しないでください。
これらを使用すると、耐破損性が低下して保護性能が
損なわれます。
注意
クリーニングには、研磨剤または強アルカリ性洗剤、
溶剤、ガソリンやアルコール等の有機溶剤を決して使
用しないでください。
これらを使用すると、耐破損性が低下して保護性能が
損なわれます。
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