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日本語
本装置を使用する前に次の指示をよくお読みください。本装置が適正に
機能するためには正しい使用法が不可欠です。
対象使用者:
使用者には以下のことが求められます:
指示、警告および注意を読み、理解できること。
用途/適応症:
術後の回旋腱板修復、バンカート修復術、
Capsular Shift
法
(関節包固定)、関節上腕、脱臼
/
亜脱臼、軟部組織の歪み
/
修復。
禁忌:
なし。
警告および注意:
本製品の使用中に疼痛、腫脹、感覚の変化、あるいは異常な
反応が認められた場合には、直ちに医療機関を受診してください。
サイズと構成:
アームエンベロープ:アームエンベロープのサイズを測るには、肘の折り目か
ら人差し指の付け根までを測ります。
アームスリングのサイズ
測定
S/M
10.5”-15” (26.7cm – 38.1cm)
L/XL
15+” (38.1+cm)
アームエンベロープは
L/XL
構成で出荷されます。アームエンベロープを
S/M
サイズに調整するには、両方のクイックリリースバックルを外します。アームエ
ンベロープを折り込み、フックとループのタブをエンベロープの内側に貼り付
けます。
右から左への構成:
UltraSling PRO
は、右腕負傷の構成で出荷されます。ショ
ルダーリングを左腕負傷構成に調整するには、アームエンベロープの前部にあ
る
2
つのクイックリリースバックルを解除し、アームエンベロープからクッショ
ンを取り外します。クッションをひっくり返して小さい方の端が左肘の後ろを指
すようにし、左脇腹にクッションを当てます。ウエストにウエストベルトを巻き付
け、アームエンベロープをクッションに取り付けます。右肩にショルダーリング
を滑らせます。腕をスリングに入れ、クイックリリースバックルを再装着します。
ウエストベルト:
UltraSling PRO
は、ウエストサイズ
25”– 63” (63.5 cm–160 cm)
にフィットします。ウエストベルトを調整し、体にきっちり合うように必要ならば余
分な長さを切り取ります。
オプションのピロー:UltraSling PRO は、ピローなしで着用できます。ウエスト
ベルトの後ろをピローから外し、Yストラップを肘のところでアームスリングエ
ンベロープの両側に接着します。ウエストベルトの前側は、ピローからクイック
リリースバックルを外して、Yストラップをアームスリングエンベロープに接着し
ます。 必要に応じて、ウエストベルトをトリミングします。
適用:
適切なフィットを確保するために、可能であれば、製品は術前に患者にサイズ
を合わせる必要があります。
1. クッション上のクイックリリースバックル(i) と、アームエンベロープ上の前腕
ストラップ (ii) を順にリリースします。 (iii) アームエンベロープの前部でクイ
ックリリースバックルをリリースして、ショルダーリングを外します。(図A)。
2. 肘を
90°
に固定した状態で、損傷側のクッションをウエスト
/
腰の高さに合
わせます。
クッションの細くなっている端を前腕
/
肘の後ろ側に付けます。ウ
エストストラップを背中に回し、ピローの前部でクイックリリースバックル
に固定します。 ウエストベルトを調整し、体にきっちり合うように必要ならト
リミングを行います。
(
図
B)
。
AB:
患部の下に
45°
の角度で大きなピローを上向きに置き、ウエストベル
トを腰に巻きつけ、ピローにフックとループを密着させます。スリングをク
ッションに取り付けます。
(
図
B1)
。ストラップを調整し、体にきっちり合うよう
に必要ならば余分な長さを切り取ります。
ER/IR:
損傷側のクッションを、腰の高さで肘と
90°
に合わせます。クッショ
ンの上部の線が体の正面と平行になるようにクッションを置きます(診療
台ではこの線は台と平行にします)。ウエストベルトを巻いて、フックとルー
プをピローに密着させます。スリングをクッションに取り付けます。
(
図
B2)
。
ストラップを調整し、体にきっちり合うように必要ならば余分な長さを切り
取ります。