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日本語
許容作動温度である
40
°Cを超えると、レーザーダ
イオードを保護するために本機はオフになりま
す。温度が低下した後、本機は再度使用可能状態
になり、電源を再度入れることができます。
本機の温度が許容作動温度に近付くと、レーザー
ラインの明るさが徐々に低下します。
自動電源オフ機能の解除
本機のスイッチを約
120
分間操作しないと、バッテ
リーの消耗を防ぐために、本機は自動的にオフに
なります。
本機が自動的にオフになった後に再度オンにする
場合は、オン/オフスイッチ
(7)
を「
Off
」位置に
スライドしてオンにし直すか、またはレーザーモ
ードボタン
(6)
かパルスモードボタン
(4)
を押して
ください。
自動電源オフ機能を解除するには、(本機がオン
になっている時に)レーザーモードボタン
(6)
を3
秒以上押し続けます。自動電源オフ機能を解除す
ると、確認のためにレーザー光が短く点滅しま
す。
自動電源オフ機能をオンにするには、本機の電源
をいったんオフにして再度電源を入れ直します。
シグナル音の入/切
本機の電源を入れた後は、必ずシグナル音が鳴り
ます。
シグナル音を作動/作動解除する場合は、レーザ
ーモードボタン
(6)
とパルスモードボタン
(4)
を同
時に3秒以上押し続けます。
シグナル音の「入/切」が行われたときは、確認
のためにシグナル音が短く3回鳴ります。
運転モード
本機にはいくつかの運転モードがあり、いつでも
切り替えることができます。
– レーザーレベル(水平×1)の照射
– レーザーレベル(垂直×1)の照射
– レーザーレベル(垂直×2)の照射
– レーザーレベル(水平×1、垂直×2)の照射
電源を入れると、本機は1本の水平レーザーレベル
を照射します。運転モードを切り替えるには、レ
ーザーモードボタン
(6)
を押します。
すべての運転モードはオートレベリング、ペンデ
ュラムロックのどちらでも選択できます。
パルスモード
レーザー受光器
(17)
を使用して作業する場合に
は、選択した作動モードに関係なく、パルスモー
ドを作動させることができます。
パルスモードでは、非常に高い周波数でレーザー
ラインが点滅し、レーザー受光器
(17)
で探知可能
になります。
パルスモードを作動させるには、パルスモードボ
タン
(4)
を押します。すると、パルスモードの表示
(5)
が緑で点灯します。
パルスモードを作動させるとレーザーラインの視
認性が低下するため、レーザー受光器を使用しな
いで作業する場合は、パルスモードボタン
(4)
を再
度押してパルスモードをオフにしてください。す
ると、パルスモードの表示
(5)
が消えます。
自動整準
自動整準モード
本機を水平で安定した面に置き、マルチマウント
クリップ
(15)
または三脚
(20)
に固定します。
自動整準モードにするには、オン/オフスイッチ
(7)
を「
On
」位置にスライドします。
オートレベリング機能は、自動補正範囲 ±
3
° 内の
凹凸を自動的に調整する機能です。レーザーライ
ンが動作しなくなると、整準は終了です。
自動的に整準できない場合(本機の設置面が水平
面から
3
°以上異なる場合など)、レーザーライン
は速い速度で点滅し始めます。シグナル音がオン
になっている場合は、シグナル音が速い間隔で鳴
ります。
本機を水平に配置し、整準されるまで待ってくだ
さい。本機が±
3
°の自動補正範囲内にあれば、ただ
ちにレーザー光が持続的に照射され、シグナル音
が止まります。
動作中に衝撃を与えたり、位置を変更すると、本
機は自動的に整準されます。整準が行われたら、
本機がずれてエラーが生じないように、水平また
は垂直のレーザー光の位置を基準点に基づいて確
認してください。
ペンデュラムロックモード
ペンデュラムロックモードにするには、オン/オ
フスイッチ
(7)
を「
On
」位置にスライドしま
す。ペンデュラムロック表示
(3)
が赤く点灯し、レ
ーザーラインがゆっくり点滅し続けます。
ペンデュラムロックモードでは、オートレベリン
グ機能はオフになります。このモードでは、本機
を手に持ち、または勾配のある床面に設置して測
定作業を行うことができます。ただ、レーザーラ
インのレベリング調整は行われなくなり、レーザ
ーラインが必ず相互に垂直に照射されるというわ
けではなくなります。
精度の確認
精度の影響
周囲の温度は精度に最も大きな影響を及ぼしま
す。特に床との温度差が大きいと、レーザー光が
歪んでしまう可能性があります。
床との温度差が大きく、測定距離が20m以上にな
る場合には、本機を必ず三脚に取り付けてくださ
い。また、可能であれば本機を作業面の中央にセ
ットしてください。
外的影響のほかに、機器固有の影響(落下や急激
な衝突など)によって誤差が生じることがありま
す。作業開始前に毎回精度をチェックしてくださ
い。
まず水平レーザーラインの水平精度をチェックし
てから、垂直レーザーラインの水平精度をチェッ
クしてください。
1 609 92A 5MK | (30.03.2020)
Bosch Power Tools