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1 609 929 P14 • 26.11.07
辺測定
(図
F
参照)
何らかの障害物にレーザー光が遮られて直接の測定
がおこなえない場合や反射に適した対象物がない場
合、辺測定機能を使用することができます。
正確な測
定結果を得るためには、レーザー光と求めようとす
る距離が完全に直角をなすことが必要です(三平方
の法則)
。
図中の例では距離
C
を求めようとしています。
この
際、
A
辺および
B
辺を測定する必要があります。
A
お
よび
C
は直角となる必要があります。
辺測定をおこなう際には、ディスプレイ上に辺測定
マーク
が表示されるまで、測定モード選択ボタン
5
を繰り返し押してください。
距離測定の要領での距離
A
を
測定してください。
この際、
A
辺と求めようとしている距離
C
が直角関係となるようにご
注意ください。
この後、距離
B
を測定してください。
それぞれ
の測定作業の間にもレーザー
光は起動されたままとなりま
す。
測定基準点(メジャーリングツールの後方端部など)
がそれぞれの測定時に同一の位置にあるようにして
ください。
2
回目の測定が完了した時点で距離
C
を自動的に計算
されます。
最終的な測定値がディスプレイ下部に表示
され、測定結果
C
は上部に表示されます。
測定値の削除
クリアボタン
1
を押すと、最新の測定値を削除するこ
とができます。
これはどの測定機能中でも同様です。
このボタンを繰り返し押すと、これらの各測定値を
新しいものから順に削除することができます。
メモリ機能
メジャーリングツールの電源を切ると、メモリ内の
すべての値が保存されます。
測定値の保存
/
加算
最新の測定値(起動中の測定
機能に応じた距離、面積、容
積
体積などの値)を保存する
には、メモリ加算ボタン
3
を
押します。
測定値の保存が完了
すると、ディスプレイ上に
『
M
』
が表示され、その横の
『
+
』
が短時間点滅します。
メモリ内に既に測定値が保存されている場合、その
測定値に新しい測定値が加算されます(測定単位が
一致している場合のみ)。
(例)面積値がメモリ内に保存されている場合に容
積・体積値を測定しても加算はおこなわれません。
こ
の際、ディスプレイに
『
ERROR
』
が短時間点滅しま
す。
測定値の減算
最新の測定値をメモリ内の値から減算する際には、
メモリ減算ボタン
2
を押してください。
値の減算が完
了すると、ディスプレイ上に
『
M
』
が表示され、その
横の
『
–
』
が短時間点滅します。
メモリ内に既に測定値が保存されている場合、測定
単位が一致していれば新しい測定値が減算されます
(
『測定値の保存
/
加算』参照)
。
保存中の測定値の表示
メモリ読取りボタン
11
を押す
と、メモリ内に保存されてい
る測定値が表示されます。
ディ
スプレイにマーク
『
M=
』
が表
示されます。
メモリ内に保存さ
れている内容
『
M=
』
がディス
プレイに表示されると、メモリ加算ボタン
3
を押すこ
とによりこの値を倍増させたり、メモリ減算ボタン
2
でリセットしたりできます。
メモリの削除
メモリ内に保存されている測定値を削除するには、
まずメモリ読取りボタン
11
を押し、ディスプレイに
『
M=
』
を表示させます。
その後クリアボタン
1
を押し
てください。
ディスプレイの
『
M
』
の表示は消去され
ます。
操作上の留意点
測定の際には受光レンズ
20
およびレーザー出力部
19
に何も被さっていないことを確認してください。
測定中はメジャーリングツールを動かさないでくだ
さい(連続モードは除く)
。
このため、メジャーリン
グツールはできるだけ測定点上にあてるようにして
ください。
測定はレーザー光の中心を対象にしておこなわれま
す。
これは対象物に対して斜めに照準された場合も同
様です。
OBJ_BUCH-135-003.book Page 100 Monday, November 26, 2007 2:42 PM