![Anest Iwata Hi-Line HP-TH Instruction Manual Download Page 3](http://html1.mh-extra.com/html/anest-iwata/hi-line-hp-th/hi-line-hp-th_instruction-manual_2942972003.webp)
- 3 -
●吹付方法
重
要
・ノズルが詰まることがありますので、色材を細かいろ紙で充分ろ過してから使用してください。
・ノズルキャップ、ノズルの内径には、絶対キズを付けないでください。噴霧状態が悪くなる原因となります。
・種類の異なる色材(例:塗料と染料)を混ぜると色材の粘度が上がり、吹付不能となりますのでご注意ください。
1)使用前に
ニードル止めネジをゆるめ、ニードルがノズルに当たるまで静かに押し込み、ニードル止めネジを再び締めておきます。
洗浄液をカップに入れ、色材通路を洗浄してください。
2)
塗料容器に色材または塗料を入れ、試し吹きを行い空気量、塗料噴出量、パタン幅を調節します。
~調節方法~
①
吹付空気圧力は塗料の粘度、性質により異なりますが、概略0
.
1~0
.
15MPa
{1.0~1.5kgf/c㎡}の範囲に設定します。
②
吹付距離は平吹き100~200mm、丸吹き 1~200mm 範囲でできるだけ近づけて塗装してください。
■ 保守・点検
●保守
警 告
・安全にご使用いただくための警告事項の機器誤用3項に従い、エアーの圧力を完全に逃がしてから作業してください。圧力が
残っていますと、誤動作、洗浄液の飛散により人体に危険があります。
・十分理解され、熟達された方が行ってください。
保守時の作業手順
重
要
1.残った色材または塗料を他の容器に移した後、塗料通路及びエアーキ
ャップセットの洗浄を行います。塗料通路の洗浄は少量の洗浄液ま
たはシンナーを吹き付けて行います。
1. 洗浄不良はパタン形状や粒子の不具合の原因となります。
2.ニードルを引き抜き、付着物を取り除きます。洗浄後はニードルが
ノズルに当たるまで戻します。
・各部の洗浄は、洗浄液で浸したブラシで行い、ウエス等で拭き取り
ます。
2.エアーブラシ全体をシンナー等の液中に浸さないでください。
長時間浸漬した場合、構成部品の損傷の原因となります。
なお、洗浄時にはエアーキャップ、塗料ノズルの各噴出穴及びニードルは絶
対にキズを付けないでください。
3.分解する前には塗料通路内部を十分洗浄します。
3.
塗料ノズルを外す時は、シート部保護のため引金を引き、ニードルを引いた状
態で行ってください。
塗料ノズル先端V溝部は落下やぶつけで変形させないよう充分に注意してく
ださい。また、逆に塗料ノズルの先端で手指を傷付けないよう充分に注意し
てください。
●点検
点
検
箇
所
部
品
交
換
基
準
1.キャップおよびノズルの各穴の通路
・つぶれ、変形がある場合
2.パッキン、Oリング類
・変形、摩耗の場合
3.ノズル、ニードル間のシート
漏れ
・ノズル、ニードルの洗浄を十分行っても、漏れがある場合交換
・ノズル交換の際、ノズル専用スパナを使い、加減しながら適度に締め付けてく
ださい。他の工具の使用は、ネジ折れや芯狂いの原因となります。
●故障と対策
状
況
発生箇所
チェック箇所
原
因
対
策
締
め
増
し
調
整
洗
浄
部
品
交
換
色材漏れ
エアーブラシ
先端部
ノズル ~ ニードル
シート面のゴミ・キズ・摩耗
○
○
ノズル締め付け不適
○
ニードルバネ ~
スプリングケース
ニードルバネのヘタリ
○
ニードルパッキンネジのゆるみ
○
ニードル ~
ニードルパッキンネジ
ニードルへの色材固着によるニードル
戻り不良
○
○
ニードル ~
ニードル止めネジ
ニードル止めネジのゆるみ
○
トリガー部
ニードルパッキン
ニードルパッキンのキズ、摩耗
○
ニードルパッキンネジ
ニードルパッキンネジのゆるみ
○
色材出ず
エアーブラシ
先端
ノズル
穴の詰り、ゴミ、固着
○
ニードル止めネジ
ゆるみ
○
エア-キャップ
内部の汚れ
○
ニードル
先端色材固着
○
トリガーを引くとまずエアーが吐
出し、その後色材が噴出します。