3
オペレートエア圧力に対する吐出量
5.分解と組立
・分解及び組立て手順は、FCV-31にてご説明致します。
形式による分解・組立ての手順は同じですが、FCV-31/-31N-R4/-R8では一部部品構成が異なる
(注1)
ため、ご注意下さい。
・超硬ボール、超硬シートを分解した時は、摩耗やキズの有無を必ず確認してください。
摩耗やキズがある場合はそのまま使用せず、新しい部品に交換してください。
・超硬シートは、テーパー側に超硬ボールが組まれるよう本体に取付けてください。その際、パッキンを入れ忘れないように注意してください。
正しく組み立てられない場合、シート洩れによる圧力計の針上りが発生し十分な性能が発揮できません。
・ジョイントを取付ける場合、締付トルクに注意してください。
強く締め付け過ぎると本体が破損する場合があります。 ジョイント締付トルク 14.7N・m { 150kgf・cm }
・ジョイントを取付ける際、超硬ボールがシートからズレないよう注意してください。
分解
手順-1
六角穴付ボルトを外し、ダイアフラムキャップ、ダイアフラム部を外します。
手順-2
ジャミナットを緩めジョイントを外し、バルブばね、超硬ボール、超硬シー
ト、パッキンを外します。
手順-3
ダイアフラムボルトの六角部を固定し、六角ナットを外し、ばね座金、ダイアフラ
ム押え、Oリング、ダイアフラム、ダイアフラム受けを外します。
手順-4
ジョイントに組込まれているOリングにキズや変形等が見られた場
合、Oリングを外します。
組立
手順-5
各部にキズ及び異物の付着が無いかを確認します。
手順-6
ダイアフラムボルトに、ダイアフラム受け、ダイアフラム、Oリング、
ダイアフラム押え、ばね座金を取付け、六角ナットを締込みます。
六角ナット締付トルク 9.8N・m {100kgf・cm}
手順-7
手順-6でセットしたダイアフラム部及びダイアフラムキャップを本体に乗せ、
六角穴付ボルトを対角線上に均等に締付けます
手順-8
ジョイントにOリングを取り付けます。
手順-9
本体に、パッキン、超硬シートを組込みます。
手順-10
ジョイントにバルブバネ、超硬ボールを組込んだ後、本体にジョイントを
取付けます。締付トルク 14.7N・m {150kgf・cm}
手順-11
ジャミナットにて固定します。
0
100
200
300
400
0
0.05
0.1
0.15
0.2
0.25
0.3
オペレートエア圧力
[MPa]
吐
出量
[
m
l/m
in
]
テスト条件
・塗料供給圧力:
0.6MPa
・ガン:
WA-100-082P(
ノズル口径
f0.8)
・粘度
=13sec(NK-2)
・塗料ホース
f6×f4-0.5m (FCV
〜ガン
)
推奨使用領域
1)
FCV-31/-31N 0.07MPa
〜
≧
100 ml/min
FCV-31/-31N-R4 0.10
〜
0.23MPa 35
〜
100 ml/min
FCV-31/-31N-R8 0.12
〜
0.25MPa 20
〜
50 ml/min
1)
あくまで参考値ですので、塗料の性質やホース径等、
お客様の使用環境により異なります。
FCV-31
-R4
-R8
注
1)