この度は、
「ディジタル入力ボード : DAC-60」をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。
このオプション・ボードは、プリメイン・アンプやプリアンプのリアパネルにあるオプション・ボード増設スロットに挿入す
ることで、ディジタル機器の入力端子としてご使用いただけます。PCとはUSBケーブルで、CDプレーヤーやテレビな
どとは同軸ケーブルや光ファイバー・ケーブルで接続することにより、音楽データの再生が可能です。入力の切り替えや
サンプリング周波数表示等のご使用方法につきましては、ボードを増設する機器によって異なりますので、ご使用前に
必ず各機器の取扱説明書をご参照ください。
付属品 : USBユーティリティ3 CD、 USBユーティリティ3・セットアップガイド
取扱説明書
820-3341-00 (B1) Printed in Japan
E212.3X
ディジタル入力ボード
DAC-60
お願い
製品に対するお問い合わせ、または異常が認められるときは、お求めの
当社製品取扱店、または当社品質保証部へご連絡ください。
お客様カードは付属しておりません。
アキュフェーズ株式会社
〒225-8508 横浜市青葉区新石川2-14-10
TEL 0 4 5( 9 0 1 )2 7 7 1( 代)
https://www.accuphase.co.jp/
取り付け方法
❶
増設する機器の電源を切ります。
❷
リアパネルのオプション用スロットのサブパネルを外します
(
図 1
参照)。
※外したサブパネルは保管しておいてください。
❸
スロットの上下にあるガイドレールに沿って、オプション・
ボードを挿入します(
図 2
参照)。コネクターにボードが当た
ると止まるので、本体のリアパネルとボードのパネル面が一
致するまで、少し力を入れて差し込みます。
❹
上下2か所のネジで確実に固定します。
●
オプション・ボードを抜き差しするときは、必ず本体の電源を切る。電源を切らずに抜き差しすると、故障の原因
になります。
●
スロット内部にオプション・ボード以外の物や手などを入れない。物や手などを入れると、故障の原因になります。
●
ボードの部品、半田、コネクターのピンに触れない。これらの部分に触れると、故障の原因になります。ボードを
持つ場合には、プリント基板の外周やパネル部をお持ちください。
●
オプション・ボードの取り付けネジは手で確実に締める。確実に締めないと、故障の原因になります。
●
入力端子やコネクターなどに、接点復活剤や導電剤などを絶対に使用しない。これらを使用すると、故障や重大
な事故の原因になります。これらの要因による不具合は保証対象外となります。
●
C-2120、 E-600、 E-470、 E-370、 E-270に増設した場合のサンプリング周波数表示について
上記機種にDAC-60を増設し、下記サンプリング周波数の信号を入力した場合、DAC-60は入力信号の
サンプリング周波数のまま再生を行いますが、表示は192.0kHzとなります。
該当するサンプリング周波数:
【
PCM
】 352.8kHz, 384kHz 【
DSD
】 2.8MHz, 5.6MHz, 11.2MHz
●
E-307, E-308, C-245, CX-260に増設可能なオプション・ボードについて
電力容量の制限により、上記機種はディジタル入力ボードを2枚増設することができません。
ただし、DAC-60とアナログ・ディスク入力ボード(AD-50, AD-30, AD-20, AD-10, AD-9)の併用は可能
です。
1台のディジタル機器から出力される複数の信号(USB/COAXIAL/バランス/ライン)を、本機やアンプ本体へ同
時に接続しない。同時に接続するとアースがループになって、ハムやノイズが発生する原因となります。
注意
メモ
注意
ケーブルの接続
60
COAXIAL端子
75Ω同軸ディジタル・ケーブルを接続します。
OPTICAL端子
JEITA規格の光ファイバー・ケーブルを接続します。
テレビと接続する場合には、テレビのディジタル音声出力をPCM信号に設定してくだ
さい。
USB端子
PCを接続する場合は、接続する前に付属のUSBユーティリティ3を付属のセットアッ
プガイドに従ってPCにインストールしてください。
USB2.0タイプBコネクター付ケーブル(2m以内)を接続します。
USBにはバスパワー(200mA以上)が必要です。
USB
OPTICAL
COAXIAL
入力信号の選択方法
入力端子の仕様
アンプ本体
入力信号の選択方法
DAC切替機能が有る場合
アンプ本体のDAC切替機能で選択してください。
DAC切替機能が無い場合
再生しないディジタル機器の電源を切るか、再生しない入力ケーブルを取り外してくだ
さい。DAC-60は入力信号を自動的に選択します。
メモ
同時に複数の信号が入力されている場合、DAC-60は
❶
COAXIAL
❷
OPTICAL
❸
USBの優先順位で入力信号を自動的に選択します。
フォーマット
USB2.0ハイスピード(480Mbps)準拠
サンプリング周波数
DSD
2.8MHz、5.6MHz、11.2MHz/1bit(11.2MHzはASIOのみ)
PCM
32kHz〜384kHz/32bit
適合ケーブル
USB2.0タイプBコネクター付ケーブル(2m以内)
フォーマット
JEITA CP-1212準拠
サンプリング周波数
PCM
32kHz〜96kHz/24bit
適合ケーブル
JEITA規格光ファイバー・ケーブル
フォーマット
IEC 60958 AES-3準拠
サンプリング周波数
PCM
32kHz〜192kHz/24bit
適合ケーブル
75Ω同軸ディジタル・ケーブル
端子とプラグの形状を合わ
せて確実に差し込む
USB端子
ダストカバーを取る
*外したダストカバーは保管してください
プラグ先端の保護キャップを外す
OPTICAL端子
押すとシャッター
が内側に開く
光ファイバー
プラグ
端子とプラグの
形状を合わせて
確実に差し込む
*外した保護キャップは保管してください
サ
ブ
パ
ネ
ル
ガイドレール
ガイドレール
オ
プ
シ
ョ
ン
・
ボ
ー
ド
図2
図1
アンプ本体にDAC切替機能が有る場合と無い場合で、入力信号の選択方法が異なります。