記録データ(サージ電流レベルとその記録時刻)を確認することができます。
①「
DATA
」ボタンを
1
秒以上押すと記録データ数を表示
します。(テスト動作も含まれます)
②記録データ数が表示されている状態で「
TIME
」ボタン
または「
TEST
」ボタンを押すと、最も新しい記録データ
が表示されます。
③「
TIME
」ボタンまたは「
TEST
」ボタンを押す毎に順に
記録データがスクロールします。
④
10
秒間、ボタン操作を行わなかった場合には消灯し、
測定モードに戻ります。
【記録データの見方】
年
月
日
時
分
カウント数
18/12/28
12:34L02
(1)ねじによる取付け
本製品の底面くぼみ部に接地線を通して、
M5
ねじまたは
M6
ねじ(
2
箇所)で固定して
ください。
(締め付けトルク:
1.5
~
2N
・
m
)
これで測定状態になります。
(2)結束バンドによる取付け
本製品の底面くぼみ部に接地線を通して、
結束バンド(
2
本)で本体と接地線を固定し
てください。
これで測定状態になります。
取扱説明書
【
注意】
・本製品の取付けは接地線専用です。電源線に取付けないでください。
・本製品は屋内用です。屋外で使用しないでください。
・水のかかる場所、日光が直接当たる場所、腐食性ガスが発生する場所、
ホコリの多い場所での保管や使用は避けてください。
・使用しない間は乾電池を抜いて保管してください。
・濡れた手で操作しないでください。
・ボタン操作はゆっくり丁寧に行ってください。
・衝撃を加えたり、落下させないでください。
・分解や改造をしないでください。
・指定された電池以外を使用しないでください。
・仕様を大きく超える雷サージが流れた場合、故障する恐れがあります。
【
危険】
・雷発生中は取付け作業や電池交換を行わないでください。
3
時刻設定
①「
TEST
」ボタンと「
DATA
」ボタンを同時に
1
秒以上押して
ください。画面が時刻設定モードに切替わります。
※
10
秒間操作をしなかった場合は画面が消灯し、
測定モードに戻ります。
②ボタン操作により、年・月・日・時・分を順に設定します。
「
TIME
」ボタン:数値の上昇
「
TEST
」ボタン:数値の下降
「
DATA
」ボタン:数値の確定と次の設定への移動
③時刻(分)の設定完了後に「
DATA
」ボタンを押すと『
SET
』
と表示され、時刻の設定が完了します。
④「
TIME
」ボタンを
1
秒以上押すと、現在時刻が約
5
秒間表
示されます。正しく設定されているか確認してください。
9
仕 様
品
名
雷メモリ
形
式
OLM-2
、
OLM-2S
電
源
単
4
アルカリ乾電池
2
本(※電池交換推奨周期:
2
年)
適 用 電 線
2.0
~
22mm
2
IV
又は
KIV
電線
検 知 電 流
S
:
100A±30
%(
8/20μs
)
L
:
1kA±30
%
(
8/20μs
)
最 大 電 流
25kA
(
8/20
μ
s
、
10/350
μ
s
)
最 大 記 録 数
99
件(
99
件以上は記録しない)
接
点
出
力
(OLM-2S
のみ
)
オープンコレクタ出力
サージ電流検知時及び動作テスト時に
1
秒間
ON
(記録件数が
99
件を超えた場合でも動作します)
最大使用電圧:
DC80V
、最大使用電流:
50mA
時 刻 精 度
月差±
15
秒
使 用 場 所
屋内専用
使用温度範囲
測定時
-
20
℃~+
50
℃(結露なきこと)
表示時
0
℃~+
50
℃(結露なきこと)
■
お問い合わせ
(取扱店もしくは音羽電機工業㈱まで)
音羽電機工業株式会社
https://www.otowadenki.co.jp
本社:
TEL 06-6429-9591
東京:
TEL 03-3668-0108
1
安全上のご注意
【時刻設定モード画面】
【時刻設定完了画面】
6
記録データの表示
4
取付け
①底面の電池フタを
2
箇所開けてください。
②単4形アルカリ乾電池
2
本を、極性に注意して挿
入してください。
③乾電池を挿入すると起動画面が表示され、その後
消灯し測定モードになります。
④電池フタをツメに合わせて「カチッ」と音がする
まではめ込み、電池フタを閉じます。
【重要】
乾電池の推奨交換周期は
2
年です。
(※付属の乾電池はテスト用です。
)
電池交換をすると時刻が初期設定(
00/01/01 00:00
)に戻ります。
電池交換をした際は、必ず時刻設定を行ってください。
(記録データは保持します)
また、電池交換をした際は、「
TEST
」ボタンで動作テストを行ってください。
本取扱説明書では、
OLM-2
を有効に、かつ安全に使用するための方法について説明
していますので、ご使用前に必ずお読みください。
2
乾電池の挿入
No
.
G1-325-18-027c
00/_ _/_ _
_ _:_ _
【
TIME
ボタン表示】
8
記録データの消去
【記録データ数画面】
【記録データの表示例】
(1)記録データの消去
「
TIME
」ボタンと「
TEST
」ボタンを同時に
1
秒以上押し
てください。画面に『
00
』と表示され全ての記録データが
消去されます。
【重要】
一度、消去したデータは元に戻すことはできません。
(2)記録データの上限
データは最大
99
件まで記録可能です。カウントが
99
件に
なると、それ以上データを記録しません。
動作テストを行った場合、
『
DATA FULL
』と表示されます。
記録データが
99
件の状態でも、サージ電流検知時及び動作
テスト時に接点出力します。(
OLM-2S
のみ)
【記録データ消去】
サージレベル
表
示
説
明
S
スモール
100A
以上のサージを検知
L
ラージ
1kA
以上のサージを検知
T
テスト
テスト動作
【テスト表示】
【記録データの上限】
【ねじによる取付け】
【結束バンドによる取付け】
ねじ
結束
バンド
接地線
サージレベル
【電池交換】
18/12/23
13:46SET
18/12/23
13:47:36
【重要】
金属ボックス内に設置した場合、検知電流(感度)
が鈍る場合があります。
接地線
5
動作テスト
画面消灯中(測定モード中)に「
TEST
」ボタンを
1
秒以上
押すと、時刻および『
T
』表示とカウント数が表示され、テス
トをしたことが内部メモリに記録されます。これにより、本装
置が正常に動作していることを確認できます。
18/12/23
13:48T01
03
19/01/13
05:43S03
7
接点出力
(OLM-2Sのみ)
00
- - DATA - -
- - FULL - -
△
!
△
!
サージ電流検知時及び動作テスト時に本製品の接点出力が ON(1 秒間)します。
接点出力端子を使用する場合は、付属の接点出力用ハーネス(ケーブル長:
300mm
、
導体外径:
0.36mm
)を使用して監視設備等に接続してください。
【重要】
・電圧および電流は最大使用値以下でご使用ください。
(最大使用電圧:
DC80V
、最大使用電流:
50mA
)
・接点出力用ハーネスから配線を延長される際は電圧
降下にご注意ください。
・接点出力端子には極性があります。
DC
電源は必ず
接点出力用ハーネスの赤線を+側に、
白線を-側に接続してください。
・配線から侵入する雷サージから御社の
監視設備を保護するために、監視装置
の直近に使用電圧に応じた SPD(右表)
を設置することを推奨致します。
接点回路電圧
推奨
SPD
DC12V
SL-GV12J
DC24V
SL-GV24J
DC48V
SL-GV48J
DC80V
LS-T1FS
雷メモリ
OLM-2
OLM-2S(接点出力機能付き)
【接点出力端子】