2
設■置
■
■ 設置場所
風通しがよく、点検が容易な次のような場所に設置してください。
[共通条件]
•
•
使用周囲温度•
電源電圧を表わす記号•
JA
/
JC
:− 10 ~ +50•℃(凍結しないこと)
•
UA
/
UC
/
GC
:− 10 ~ +40•℃(凍結しないこと)
∗
*
ギヤヘッド減速比 2 と 3 の場合、下限温度は 0•℃です。
•
•
使用周囲湿度• 85%以下(結露しないこと)
•
•
爆発性雰囲気、有害なガス(硫化ガスなど)、および液体のないところ
•
•
直射日光が当たらないところ
•
•
塵埃や鉄粉などの少ないところ
•
•
塩分の少ないところ
•
•
連続的な振動や過度の衝撃が加わらないところ
•
•
電磁ノイズ(溶接機、動力機器など)が少ないところ
•
•
放射性物質や磁場がなく、真空でないところ
•
•
標高••海抜 1000•m以下
[保護等級 IP66 モーター]
•
•
屋内
•
•
油(油滴)および薬品がかからないところ•
水滴がかかる場所でも使用できます(丸シャフトタイプの取付面を除きます)。•
ただし、水中、水圧が高いところでは使用しないでください。
[保護等級 IP40、IP20 モーター]
•
•
屋内に設置された筐体内(換気口を設けてください)
•
•
水(雨や水滴)、油(油滴)、およびその他の液体がかからないところ
重
要
ギヤヘッドからまれにグリースがにじみ出ることがあります。
グリース漏れによる周囲環境の汚染が問題となる場合には、油受けなど
の損害防止装置を取り付けてください。グリース漏れでお客様の装置や
製品などに不具合を発生させる原因になります。
■
■ 設置方法
重
要
モーターを取付穴へ斜めに挿入したり、無理に組み付けないでください。
モーターが破損するおそれがあります。
■
z
コンビタイプ
付属の取付用ねじセットで、4 か所の取付穴を固定します。•
取付板との間にすき間がないように設置してください。
モーター
ギヤヘッド
(L2)
L1
モーター
六角穴付
ボルト
ギヤヘッド
取付板
ばね座金
平座金
付属
取付用ねじセット(付属)
品 名
減速比
六角穴付ボルト
L2[mm] 締付トルク
[N·m]
呼 び
材 質
L1[mm]
2RK6
2、3
M4
ステンレス
55
8
1.4
5 ~ 25
50
7
30 ~ 120
55
8
150 ~ 360
60
8
3RK15
2、3
M6
65
12
5.0
5 ~ 25
60
12
30 ~ 120
65
12
150 ~ 360
70
12
4RK25
2、3
65
9
5 ~ 25
60
9
30 ~ 120
65
9
150 ~ 360
70
9
5RK40
5RK60
2、3
M8
85
16
12.0
5 ~ 18
70
14
25 ~ 100
85
16
120 ~ 300
90
15
5RK90
3
85
16
5 ~ 15
70
14
18 ~ 36
85
16
50 ~ 180
95
14
ギヤヘッドの取り外し・組み付け
ギヤヘッドを交換したり、リード線の引き出し口や端子箱の位置を変更するときの
手順です。
モーターからギヤヘッドを取り外す
モーターとギヤヘッドを組み付けている六角穴付ボルト
(2 か所)を外し、モーターをギヤヘッドから取り外します。
六角穴付ボルト
モーターにギヤヘッドを組み付ける
1.
モーターとギヤヘッドのインロー部を•
平行にして、ギヤヘッドをゆっくり左右
に回しながらモーターに組み付けます。
このとき、モーター出力軸の歯切り部分
がギヤヘッドの側板やギヤに強く当たら
ないようにしてください。
2.
モーターとギヤヘッドの間にすき間が•
ないことを確認して、六角穴付ボルト•
(2 個)で固定します。
モーター
出力軸の
歯切り部分
インロー部
モーター出力軸を上向きにした状態で、
組み付けてください。
側板
ギヤヘッド品名 ボルトの呼び 締付トルク[N·m]
2GV
o
B
3GV
o
B
4GV
o
B
M2.6
0.4
5GV
o
B
5GVH
o
B
5GVR
o
B
M3
0.6
重
要
•
モーターとギヤヘッドを無理に組み付けたり、ギヤヘッド内部に金属片
などの異物が入らないようにしてください。モーター出力軸の歯切りや
ギヤに傷が付いて、異常音や寿命低下などの原因になります。
•
モーターとギヤヘッドのインローにゴミなどを付着させないでください。
また、モーターのインローにある Oリングを噛み込まないようにして
ください。ギヤヘッド内部からグリースが漏れる原因になります。
■
z
丸シャフトタイプ
六角穴付ボルト(付属していません)で、4 か所の取付穴を固定します。•
取付板との間にすき間がないように設置してください。
モーター
取付板
品 名
ボルトの呼び
締付トルク[N·m]
2RK
M4
1.8(1.4)
3RK
M5
3.8(3.0)
4RK
5RK
M6
6.4(5.0)
( )内はステンレスの場合
■
z
冷却ファン付モーター
モーター後部の空気吸込口をふさがないように、ファンカバーの後ろを 10•mm以上
あけるか、換気穴をあけてください。
■
z
コンデンサの取り付け
M4 のねじ(付属していません)を使用して、•
確実に取り付けてください。
Ø4.3 mm
重
要
•
コンデンサ取付用のねじの締付トルクは、取付足の破損防止のため
1 N·m以下にしてください。
•
コンデンサは、モーターから 10 cm以上離して取り付けてください。
モーターの熱で、コンデンサの寿命が短くなります。