© OMRON Corporation
1998
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取扱説明書
このたびは、本製品をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。
ご使用に際しては、次の内容をお守りください。
・ 電気の知識を有する専門家がお取り扱いください。
・ この取扱説明書をよくお読みになり、十分にご理解のうえ、正しくご使用ください。
・ この取扱説明書はいつでも参照できるよう大切に保管してください。
2m
（スリットφ0.85装着時）
DC12〜24V ±10％(リップル
（p-p）
10％以下)
50mA以下
（投光器、受光器25mA以下）
動作・復帰時間とも1ms以下
負荷電流100mA以下
NPNオープンコレクタ
■定格
機 能
透 過 形
半導体レーザーダイオード
（赤色レーザー）
λP＝670nm、40μw以下（class II：FDA規格、class2：IEC規格）
ダイカスト
IEC 60529 IP67
−10〜40℃
35〜85％RH
■安全上の要点
以 下に示す 項目は安 全を確 保するうえで必 要なことですので必 ず 守ってください。
（1）
引火性・爆発性ガスの環境では使用しないでください。
（2）
水中では使用しないでください。
（3）
製品の分解、
修理・改造をしないでください。
（4）
定格範囲を超える電圧、
電流を印加しないでください。
（5）
電源の極性など、
誤配線をしないでください。
（6）
負荷の接続を正しく行ってください。
（7）
負荷の両端を短絡させないでください。
■使用上の注意
●
接続について
●
電源について
●
レンズ部材質について
●
表示灯について
●
その他
・
高圧線，動力線と光電スイッチの配線が同一配管あるいはダクトで行われると
誘導を受け，誤動作あるいは破損の原因となる場合もありますので，別配線ま
たは，単独配管での使用を原則としてください。
・
コードの延長は0.3mm
2
以上の線を用い，100m以下としてください。
・
光電スイッチを取りつける際、ハンマーなどでたたきますと，耐水機能が損な
われますのでご注意ください。
・
感度ボリウムは回しすぎないようにしてください。目盛範囲外まで回すと破壊
し調整ができなくなります。
・
市 販 の スイッチングレギュレータをご 使 用 の 際 は F G（ フレーム・グランド端
子 ）および G（ グランド端 子 ）を 接 地してお 使 いください 。接 地されませ んと，
スイッチングノイズにて誤動作することがありますので，
ご注意ください。
・
透 過 形 の 受 光 器 のレンズ 部 材 質 は ，
ポリカーボネイトを 使 用しており，
一 般 的
に はアルコール ，
油 ，
塩 類 弱 酸 などに 安 定 であり，
強 酸 にも耐えます が ，
アル
カリ，
芳 香 炭 化 水 素 ，
塩 化 脂 肪 族 炭 化 水 素には溶 解しますのでご注 意ください 。
・
透過形の投光器のレンズ部材質はアク
リル樹脂を使用しています。
強酸，
アルコール類，
有機溶剤には，
ご使用にならないでください。
・
右 図 は 入 光 量 に 応じた 表 示 灯 の 状 態を
示しております。
・
安 定 動 作 領 域 で 動 作 するように ，設 定
してください。
・
光源…………………………投光器の光源には半導体レーザ（波長670nm）
を使用
しておりますので投光器の直視はさけてください。
・
レンズ 面 について… … … … 投・受 光 器 のレンズ 前 にゴミ、ホコリなどが 付 着 する
と誤動作の原因となります。
・
周囲雰囲気…………………屋外，直接水や油のかかる場所，ゴミ，ホコリの多い
場所でのご使用は避けてください。
・
配線について………………延長コード100m以下（0.3mm
2
以上）高圧線，動力線
とは別配線してください。
■レーザの安全について
●
米国のレーザ規制
●
レーザに関するラベル類
●
形 E3L-2RC4
●
本機の取り扱いについて
形 E 3 L・レーザ 光 電スイッチは ，
最 終システム装 置 の 組 み 込まれることを意 図し
ております。
形E3L・レーザ光電スイッチは，
米国のレーザ規制（FDA：Food and drug）
に基づき，
Center
for Devices and Radiological Health（CDRH）
に届け出済みです。
・
形 E3L のレーザ出力クラス区分は IEC 規格でクラス 2，米国 FDA 規格でクラス
II
に相
当します。
本機にはIEC規格に基づくクラス2のラベルをコードに貼りつけております。
またF D A 規 格に従ったラベルの本 機に貼りつけおよび 梱 包をしておりますので取
り扱いに応じてご使用ください。
・
本機レーザは可視光ビームを放射しております。
ビームを直接見たり，
触れたりしないでください。
・
投光器から2m以内に近づく場合は，
レーザ保護眼鏡を装着してください。
レーザ保護眼鏡：山本光学株式会社 TEL.（06）
6783-1101 へご相談ください。
E 3 L - 2 L R C 4はλp＝6 7 0 n mのためY L 1 1 0 M（クリプトン）
またはY L 3 0 0 M（クリ
プトン）
整備用と指定ください。
・
本機の保守は行わないでください。
・
本機の修理は弊社へご依頼ください。
・
本機の分解は絶対に行わないでください。
本機は，最終システム装置に組み込まれることを意図して，かつ米国の FDA 規格ではク
ラス
II
機器でありますので，米国でお使いになる場合は，お客様にてレーザの安全措置
をしていただかなければなりません。詳細につきましては弊社へご相談ください。
本 書 に 明 記された以 外 の 取り扱 い ，
および 保 守をされますと，
レーザ 放 射 にさら
される危険が生じます。
■スリット径と検出距離について
（参考値）
スリット径
スリットなし
検出距離
30 cm
1 m
2 m
3 m
6 m
9 m
10 m
検出物体
■出力回路図・タイムチャート
コード色
項目 電源極性
出力トランジスタの動作状態
出 力 回 路
タイムチャート
茶
＋
青
−
茶
−
青
＋
入光時ON
しゃ光時ON
■表示灯について
状 態
安定
入光
不安定
入光
不安定
しゃ光
安定
しゃ光
表示灯の状態
赤色表示灯が示
す入・しゃ光状態
入光
（
赤色表示灯
：点灯
）
しゃ光
（
赤色表示灯
：消灯
）
定格に示す全温度範囲で
安定して使用できます．
（緑色表示灯：点灯）
定格に示す全温度範囲で
安定して使用できます．
（緑色表示灯：点灯）
■接続
●
直接，
負荷
（リレー等）
を駆動する場合
形状
項目
負荷の動作状態
接続方法
備 考
E3L-2RC4
しゃ光時，
負荷が動作
投光器の桃と受光器の黒を点線のように接続すれば，
投光器の表示は入光表示となります。
また，
青リー
ド線に接続すると，
電源表示になります。
■光軸調整
■外形寸法
●
E3L-2LRC4
●
E3L-2DC4
・
受 光 器および投 光 器を上 下 ，
左 右に振り表 示 灯
（ 赤 ）が点 灯 する範 囲 の中 央に設 定し，
固 定し
てください．
このときS T A B I L L I T Y ( 緑 ）の表 示
が 点 灯していることを確 認してください 。投 光
器 のコードのうち〈 桃 〉を受 光 器 の 出 力コード
〈 黒 〉と接 続しておけば ，
投 光 器 表 示 灯も受 光
器 入 光 表 示 灯（ 赤 ）
と連 動しますので光 軸 調 整
用に利用できます。
項 目
検
出
距
離
電
源
電
圧
消
費
電
流
応
答
時
間
制
御
出
力
出
力
形
態
投
光
用
光
源
ケ
ー
ス
材
質
保
護
構
造
使 用 温 度 範 囲
使 用 湿 度 範 囲
緑色表示灯が示す温度
変化に対する余裕度
不透明体φ0.1
不透明体φ0.5
不透明体φ0.85
不透明体φ1
不透明体φ2
不透明体φ3
不透明体φ11
●
本機の保守・修理について
●
レーザの安全装置について
●
注意
E3L-2RC4
レーザ光電スイッチ
形
φ0.1
φ0.5
φ0.85
φ1
φ2
φ3
安定
入光領域
安定
しゃ光領域
不安定
動作領域
安定入力量
120
100
80
消灯
消灯
STABILY
表示
（緑色）
LIGHT
表示
（赤色）
点灯
点灯
点灯
動作レベル
×1.2
動作レベル
動作レベル
×0.8
レーザ放出開口ラベル
証明ラベル
クラス
コーンションラベル
緑
赤
緑
赤
緑
赤
緑
赤
負荷
光電
スイッチ
主回路
0V
OUT
茶 DC 12〜24V
黒
青
2.2Ω
入光
表示灯
（赤）
安定レベル
表示灯
（緑）
茶−黒間
青−黒間
入光表示灯
（赤）
出力
トランジスタ
負荷
（リレー等）
入光
しゃ光
点灯
消灯
ON
OFF
動作
復帰
入光表示灯
（赤）
出力
トランジスタ
負荷
（リレー等）
入光
しゃ光
点灯
消灯
ON
OFF
動作
復帰
負荷
最大100mA
DC 12〜24V
青
茶 0V
黒
受光器
投光器
桃
0V 茶
DC 12〜24V 青
TYPE E3L-2LRC4
（Tc＝25℃,40μW）
T : 60μsec ts : 5μsec f : 16.7KHz
This product complies with 21 CFR 1040,10 and 1040,11
OMRON Corporation
KARASUMA NANAJO, SHIMOGYO-KU, KYOTO, 600
JAPAN MANUFACTURED
AVOID
EXPOSURE
Laser radiation
is emitted from
this aperture
CAUTION
LASER RADIATION
DO NOT STARE INTO BEAM
PEAK POWER 480 μw
WAVE LENGTH 670 nm
CLASS LASER PRODUCT
2-取付穴
感度調整ボリウム
表示灯
コードφ4.5（18φ0.12）
3芯 標準2m
55
22.2
12
22
32
1.6
20.4
2-M4
スリワリ付六角ボルト
レンズ（φ4）
23
20
20
20
2-取付穴
6.5
25.4
39
5
7
（5）
φ
13
4.2
55
20
20
6.5
25.4
39
5
7
（5）
φ
13
4.2
表示灯
取付板
22.2
12
22
32
1.6
20.4
2-M4
スリワリ付六角ボルト
レンズ（φ11）
23
20
取付板
コードφ4（18φ0.12）
3芯 標準2m
ご使用に際してのご承諾事項
営業統轄事業部
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー14F
①安全を確保する目的で直接的または間接的に人体を検出する用途に、本製品を使用し
ないでください。同用途には、当社センサカタログに掲載している安全センサをご使用く
ださい。
②下記用途に使用される場合、当社営業担当者までご相談のうえ仕様書などによりご確
認いただくとともに、定格・性能に対し余裕を持った使い方や、万一故障があっても危険
を最小にする安全回路などの安全対策を講じてください。
a)屋外の用途、潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途
またはカタログ、取扱説明書等に記載のない条件や環境での使用
b)原子力制御設備、焼却設備、鉄道・航空・車両設備、医用機械、娯楽機械、
安全装置、
および行政機関や個別業界の規制に従う設備
c)人命や財産に危険が及びうるシステム・機械・装置
d)ガス、水道、電気の供給システムや24時間連続運転システムなどの
高い信頼性が必要な設備
e)その他、上記 a) 〜 d) に準ずる、高度な安全性が必要とされる用途
＊上記は適合用途の条件の一部です。当社のベスト、総合カタログ・データシート等最新版
のカタログ、
マニュアルに記載の保証・免責事項の内容をよく読んでご使用ください。
●営業にご用の方も、技術的なお問い合せの方も、
フリーコールにお電話ください。
音声ガイダンスが流れますので、案内に従って操作ください。
0 1 2 0 - 9 1 9 - 0 6 6 （フリーコール）
携帯電話・PHSなどではご利用いただけませんので、
その場合は下記電話番号へおかけください。
055-982-5015
(通話料がかかります)
〔技術のお問い合わせ時間〕
■営業時間：9:00〜12:00／13:00〜19:00（土・日・祝祭日は17:00まで）
■営 業 日：年末年始を除く
上記フリーコール以外に
055-982-5002
(通話料がかかります)
におかけいただくことにより、直接センシング機器の技術窓口につながります。
〔営業のお問い合わせ時間〕
■営業時間：9:00〜12:00／13:00〜17:30
■営 業 日：土・日・祝祭日／春期・夏期・年末年始休暇を除く
●FAXによるお問い合わせは
お客様相談室 ＦＡＸ055-982-5051
●その他のお問い合せ先
納期・価格・修理・サンプル・承認図は貴社のお取引先、
または貴社担当オムロン営業員にご相談ください。
(〒141-0032)
R
* 6 9 1 8 2 0 3 - 2 C *
