TTLプローブポッド
LINEEYE option adapter
Model :
OP−5C
取 扱 説 明 書
概要
OP−5Cは、TTLインターフェースでの通信ラインをモニター・シミューレーショ
ンするためのプローブポッドユニットです。モニター時の入力レベルは、3Vまたは5V
の電源系回路で利用されるシリアル通信電圧レベルに対応でき、シミュレーション時の出
力はTTLレベル出力であり、外部プルアップすることで出力
High
レベルを5Vまでア
ップ可能です。プリント基板上のLSI間のシリアル通信等をテストクリップで直接接続
して評価するのに最適です。
商品構成
開梱の際は以下の構成品がもれなく揃っているかご確認ください。もし、不足があった
場合には、お買い上げの販売店または当社までご連絡ください。
1)プローブポッド本体・・・1個 2)プローブユニット・・・1個 3)プロー
ブケーブル・・・1本 4)取扱説明書(本冊子)
・・・1部
プローブケーブル プローブポッド本体 プローブユニット
使用方法
OP−5Cは、下表の当社通信アナライザーに接続して利用することができます。
対応表
通信アナライザー モデル名
適合
備考
LE-200(*)
△
一部機能に制限があります
LE-2000(*)、LE-3000(*)
○
LE-1000(*)、LE-1100
○
クロック信号は利用できません
LE-2100、LE-3100
○
LM-5000+LM-5100RS
○
LE-7000
×
OP-SB5C を利用して下さい
*
:このマークの通信アナライザーは製造中止機種です
準備
①プローブユニットとプローブポッド本体の接続
プローブポッド本体のリード線色印刷表示とプローブユニットの各リード線色が対応
するように接続します。
②プローブポッド本体とプローブケーブルの接続
プローブポッド本体の26ピンコネクタにプローブケーブルのプラスチックカバー付
きコネクタを向きに注意して接続します。
③プローブケーブルとOPTION(TTL)ポートの接続
通信アナライザー本体の電源をOFFにします。通信アナライザー本体のOPTION
(TTL)ポートのコネクタにプローブケーブルの金属カバー付きコネクタを向きに注意
して接続します。
④通信アナライザー本体の設定
通信アナライザー本体側で測定対象の通信規格に合わせて、通信条件の設定すると共に、
以下の設定を必ず行って下さい。アナライザー本体の取扱説明書も合わせてお読み下さい。
通信アナライザー モデル名
通信アナライザー本体のオプション選択設定
LE-200
「CONDITION」メニューの INTERFACE 項を、オプション
選択 OPT に設定
LE-1000、LE-1100、
LE-2100、LE-3100
「CONDITION」メニューの OPTION(TTL) PORT SELECT
項を、オプション選択 OPTION に設定
LM-5000+LM-5100RS
「System」メニューの Hardware System 設定画面の Port
項を、オプション選択 Option に設定
注記
:本アダプタを、通信アナライザーの外部信号入力(EX.IN)および外部トリガー
入出力(TRG.IN、TRG.OUT)信号の入出力用としてのみ利用する時は、上表のオ
プション選択設定は不要です。
⑤プローブポッド本体のディップスイッチの選択
測定対象の信号極性や測定モードに合わせて、ディップスイッチを選択します。
ディップスイッチ定義
スイッチ OFF
スイッチ ON
No.1:信号極性 (*1)
レベル High をアイドル状態
(無信号)と規定
レベル Low をアイドル状態
(無信号)と規定
No.2:SD 出力 ON/OFF
SD 出力信号 未接続
SD 出力信号 接続
No.3:RS 出力 ON/OFF
RS 出力信号 未接続
RS 出力信号 接続
No.4:SD CLK 出力 ON/OFF
SD CLK 出力信号 未接続
SD CLK 出力信号 接続
(*1)
:外部トリガー入出力(
TRG.IN
、
TRG.OUT
)の信号極性は変更されません。
TRG.IN
信号の論理を切り換える時は、通信アナライザー本体側で外部トリガー
条件の設定を変更してください。
(*2)
:モニター機能で利用するときは、スイッチ
No.
2〜4は
OFF
にしてください。
測定対象への接続
測定対象の信号ラインをプローブユニットのテストクリップでつまみます。
プローブユニットのリード線の色と入出力信号の対応
リード色
信号名
定義・意味
黒
GND
信号グランド
茶
SD
送信データのモニター入力、オープンコレクタ出力 (*1)
赤
RD
受信データの入力
橙
RS
制御線RSのモニター入力、オープンコレクタ出力 (*1)
黄
CS
制御線CSの入力
緑
EX.IN
外部信号の入力
青
SD CLK
送信データの同期クロック入力、オープンコレクタ出力 (*1)、
(*2)、(*3)
紫
RD CLK
受信データの同期クロックの入力 (*2)
灰
TRG.IN
外部トリガー信号の入力
黒
GND
信号グランド
白
TRG.OUT
アナライザー本体のトリガー一致時に Low レベルパルスを約1μ
S出力します
(*1)
:シミュレーション時に出力端子になります。測定対象の電源に直接接続すると故
障の原因となりますので、絶対接続しないで下さい。
(*2)
:調歩同期(
ASYNC
)通信をテストするときは、接続する必要はありません。
(*3)
:
SD CLK
に入力される信号に同期して
SD
信号を入出力する時は、通信アナライ
ザー本体の通信クロック設定を
DTE
の
ST2
にして下さい。また、
SD
信号に同期した
SD CLK
を本アダプタから出力する時は、通信アナライザー本体
の通信クロック設定を
DTE
の
ST1
にして下さい。
仕様
項目
仕様
入力 High レベル閾値
最大2.2V
入力 Low レベル閾値
最小0.9V
入力ヒステリシス電圧
最小0.3V〜最大1.2V
入力インピーダンス
100KΩ(0V≦Vin≦+5V)
10KΩ(Vin<0V、+5V<Vin)
入力容量
10pF以下
最大入力耐圧
±25V
出力 High レベル電圧
最小2.7V ディップスイッチ ON 時 (外部プルアップ可能)
出力 Low レベル電圧
最大0.5V (外部プルアップ抵抗2KΩ以上時)
出力オープンコレクタ耐圧
最大25V
電源
アナライザー本体より供給
ポッド本体寸法、重量
78(W)×92(D)×22(H)、240g
プローブユニット
リード線長さ:170mm
テストクリップ:10個、ワニ口クリップ:1個
プローブケーブル長さ
800mm
[入出力回路]
+5V
+3V
+5V
A
74VHC14
1
2
10K
100K
2
1
3
4.7K
100
A
74VHC14
1
2
10K
100K
DIP_SW
IN Probe
IN/OUT Probe
内部回路へ
内部回路より
内部回路へ
アフターサービス
本製品は返却修理を原則とさせていただきます。故障の際は、お買い上げの販売店また
は当社までご連絡ください。当社製品の使用による一切の損害責任は負いかねます。
〒601-8468 京都市南区唐橋西平垣町 39-1 丸福ビル5F
TEL:075-693-0161 FAX:075-693-0163
〒526-0817 滋賀県長浜市七条町 305-1
TEL:0749-63-7762 FAX:0749-63-4489
Printed in Japan
M-2005C/OP
26ピン コネクタ
ディップスイッチ
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