
82
MIDI(ミディ)とは?
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、電子楽
器やコンピュ-ターの間で、演奏に関するさまざまな情報
をやりとりするための世界共通の規格です。
MIDIでなにができるの?
本機ではUSBケーブルでコンピューターと接続し、コン
ピューター上のMIDIアプリケーションをコントロールした
り、コンピューター上のMIDIアプリケーションから本機の
音源を鳴らしたりすることができます。コンピューター上
の音楽アプリケーションと接続することで、楽曲制作やピ
アノの演奏をより楽しむことができます。
MIDIの接続
本機のUSB端子とコンピューターをUSBケーブルで接続し
ます。
初めてWindowsコンピューターに接続すると、自動
的にOS内蔵のドライバーがインストールされます。
WindowsOSの内蔵標準USB-MIDIドライバーは、同
時に複数のアプリケーションから本機を使用すること
ができません。複数のアプリケーションで本機を同時
に使用する場合は、KORG USB-MIDIドライバーを
インストールする必要があります。コルグ・ウェブサ
イト( www.korg.com)よりKORG USB-MIDIドライ
バーをダウンロードし、付属のドキュメントに従って
インストールしてください。
複数のアプリケーションから利用しない場合でも、よ
り動作の安定が見込めるKORG USB-MIDIドライバー
のインストールをお薦めします。
MIDIファンクション・モード
電源をオンにしたときは、本機のMIDIパラメーターが送信
チャンネル1、受信チャンネルすべて受信( 1-16)、ローカ
ル・オン、オムニ・オフになっています。
これらの設定を変更するときは、MIDIファンクション・モー
ドで設定変更を行います。
MIDIファンクション・モードでの各種機能の設定手順
1. ファンクション・モードに入ってない状態で、
FUNCTIONボタンを長押しします。
PIANO1ボタンが点灯し、ディスプレイにMIDIチャンネ
ルの設定(C01)が表示されます。このときFUNCTION
ボタンは点滅します。
2. 機能が割り振られた音色ボタンを押します。
現在の設定がディスプレイに表示されます。
3. 値を設定します。
4. 設定が終わったらFUNCTIONボタンを押して、演奏で
きる状態に戻ります。
このとき、FUNCTIONボタンは消灯します。
MIDI
電源をオフにすると初期設定に戻ります。
MIDIチャンネルの変更
MIDIには、データのやりとりが可能なMIDIチャンネル1 ~
16(C01 ~ C16)があります。
電源をオンにしたときは、送信チャンネルには自動的に1
(C01)が割り当てられます。
○ MIDIファンクション・モードに入ると、音色ボタンの
PIANO1が点灯します。
MIDIファンクション・モードに入った時は、常にMIDI
チャンネルの設定になります。
MIDIファンクション・モードの他の設定をした後に
MIDIチャンネルの設定をするときは、PIANO1ボタン
を押します。
レイヤー・モードの場合、送信チャンネルを選ぶと、レイ
ヤー 1のチャンネルが設定されることになります。レイ
ヤー 2の送信チャンネルは、自動的に連続したチャンネル
が割り当てられます。たとえば、レイヤー 1の音色にMIDI
チャンネル7を割り当てたときは、レイヤー 2の音色は自動
的にMIDIチャンネル8が選ばれます。レイヤー 1の音色に
MIDIチャンネル16を割り当てたときは、レイヤー 2の音色
はチャンネル1が選ばれます。
ローカル・オン/オフ
ローカル・オンでは、本機の鍵盤を弾くと演奏の音が鳴り、
同時にMIDIデータを送信します。ローカル・オフでは、本
機を弾いても演奏の音は鳴らず、データだけを送信します。
通常はローカル・オン(初期設定:on)に設定します。
本機をマスター・キーボードとして使用する場合、たとえ
ば本機の鍵盤を弾いて接続したコンピューター側の音源で
演奏するときは、本機をローカル・オフ( oFF)に設定しま
す。本機は鳴りませんが、接続したコンピューター側の音
源が鳴り演奏されます。
また、本機を音源として使用する場合、たとえば本機をコ
ンピューター上のシーケンサーと接続して、シーケンサー
側でエコーバック(シーケンサーが受信したデータを送り
返す動作)を設定していて、戻ってきたデータで二重に鳴る
のを防ぐときは、ローカル・オフ(oFF)に設定します。
○ MIDIファンクション・モードに入り、PIANO2ボタン
を押します。
PIANO2ボタンが点灯し、ディスプレイにローカル・オ
ン/オフの設定(on)が表示されます。
2
3
3
1,4