日本語
10
AXEI/OSOLOはまた、ギター入力に対しての妥協はありません。エレキギターのパッシブピックアップ(Passive)とプリアンプを装
備したアクティブピックアップ(Active)入力に対する最適な入力回路もそれぞれ独立して用意され、切り替えることが可能です。パ
ッシブピックアップのエレキギターは、アクティブピックアップよりも高出力インピーダンスで、AXEI/OSOLOのPASSIVEモードは
その名の通り、パッシブピックアップ出力に最適化されています。ACTIVEモードは、プリアンプ(電池駆動する)出力を持ったエレキ
ギターに最適化したモードです。
パッシブとアクティブ、どちらが素晴らしいということではなく、それぞれの魅力と特徴があり、AXEI/Oのこの2つのモード切り替え
もそれに習います。従いまして、設定は必ずしも、ピックアップの仕様に合わせるのではなく、実際に耳にして頂き、音楽的に適した
方をお選び下さい。
また、ギターの出力が大き過ぎて、PASSIVEモードでは許容できない場合、エレキベースを繋ぐ場合は、ACTIVEモードの設定をお
試し下さい。
2.4入力インピーダンス(Z-TONE™)を調整する(Input1のみ)
全てのパッシブピックアップ(シングルコイル、ハムバッカー、タップなど...)は、そのロードインピーダンスによって、音色の性質やキ
ャラクターが決定付けられます。つまり、オーディオインターフェイスの入力が単に高出力インピーダンスを受けられる仕様なだけ
では、ギターをアンプに繋いだ際と同様の音色が得られないことがあります。AXEI/Oはこの問題を解消する為、ギターのライン入
力からより音楽的な音色を得る為、入力インピーダンスに可変コントロールを設けました。フロントパネルのZ-TONE™コントロー
ルは、楽器入力1(InstrumentInput1)の入力インピーダンスを接続楽器に合わせて設定することで、その音色をよりクリエイティ
ブに整えることが可能です。
このシステムの利点は、適切な設定をした際に得られる楽器本来の音色を体験出来ることです。シンプルにツマミを設定するだけ
で、これまでのオーディオインターフェイスの楽器入力では耳にすることの出来なかった響きをそのまま、収録やその後段の信号
処理に使用することが出来る画期的な機能です。