FG-27CWP FG-CWP
用
Bluetooth®
通信インターフェース
取扱説明書
1.
はじめに
FG-27CWP
は
FG-CWP
シリーズ専用の無線通信オプションです。特定の製品または
Bluetooth
が搭載されている
PC
やタブレット、スマートフォンとペアリングすることで
通信することができます。
2.
取付方法
※電源プラグを電源から抜いた状態で作業してください。
1)
表示部背面のロードセル
/CAL
カバーに止めてある
M3
ネジ
4
本を取り外しロードセル
/
CAL
カバーを開けます。
2) FG-27CWP
を表示器内に差し込み、コネクタを接続します。
3)
ロードセル
/CAL
カバーを
M3
ネジ
4
本で締めます。
3.
無線接続が可能な機器
1)
タブレット
/
スマートフォン
/PC (Bluetooth
搭載
)
:
HID
機能に設定の場合
→
「
6. HID
機能
」参照
2) AD8931-JA
:ワイヤレス通信用外部表示器
3) AD8541-PC-JA
:パソコン用ワイヤレス通信インターフェース
(PC
の
USB
ポートに接続
)
製品の詳細は
A&D HP
※
2)
、
3)
に接続の場合はディップスイッチ
No. 1
を
OFF
にしてください。
→
「
4.
ディップスイッチの設定」参照
4.
ディップスイッチの設定
*
接続する機器によってディップスイッチの設定を変更してください。
「
3.
無線接続が可能な機器
」より
1)
タブレットなどの場合
:設定
①
または
②
2) AD8931-JA
の場合
:設定
③
3) AD8541-PC-JA
の場合
:設定
③
*
ディップスイッチの切り替えはペン先や小型ドライバなどの先が丸みを帯びた
ものを使用してスライドさせてください。
5.
はかり
(FG-CWP
シリーズ
)
の設定の例
はかりの取扱説明書を参照して「内部設定」を設定します。
1)
内部設定「
bp5
」を「
0
」に設定してください。
(2400bps)
2)
内部設定「
btpr
」を「
0
」に設定してください。
(7bit/even)
3)
内部設定「
prt
」を「
3
」に設定してください。
(
ストリームモード
)
※
AD8931-JA
に接続の場合のみ
4)
内部設定「
5CH
」を「
1
」に設定してください。
(BLE
オプション選択
)
6.
HID
機能
(HID Over GATT Profile)
*
基板のディップスイッチ
No.1
を
ON
することで、
Bluetooth
が搭載されている
PC
やタブレット、スマートフォンなどに接続し
て、汎用テキストアプリ
(
メモ帳や表計算ソフト
)
に計量値を入力することができます。
*
入力されるデータは数値のみで、
“ST”
や
“WT”
などのヘッダー、
“
+
”
の符号、
“g”
や
“kg”
などの単位が付きません。
*
ディップスイッチ
No. 2
を
ON
すると出力データに天びんのシリアルナンバー
(S/N)
を付与します。
接続機器
(
タブレット
/
スマートフォン
/PC)
とのペアリングについて
*
接続機器の
Bluetooth
機能を
ON
した状態で、はかりの電源を
ON
します。接続機器の
Bluetooth
接続から、「
A&D_HID
」
から始まるデバイスを選択してペアリング作業を行ってください。
A&D_HID
の後に
S/N
が付く場合があります。
*
ペアリングが確立すると表示の
マークが点灯します。
*
デバイス選択後からペアリングせずに
30
秒以上経過すると接続できませんので、一度はかりの電源を
OFF
にして作業し直して
ください。
接続機器のキーボードの設定について
*
タブレット
/
スマートフォンの入力モードが日本語になっていると受信不良や文字化けをしますので、アルファベット入力モード
に設定してからデータを受信してください。
*
英語キーボードアプリのインストールが必要な場合もありますので、タブレット/スマートフォンの設定方法の詳細は
A&D HP
*
ペアリング中はキーボード切替のできない機器
( iPhone
などの場合
)
がありますので、ペアリングをする前、またははかりの電
源を
OFF
にした状態でキーボードをアルファベット入力に切り替えてください。
7.
使用上の注意
*
ペアリングの方法
/
通信の方法は上記接続機器の取扱説明書を参照ください。
*
無線接続が確立すると表示の
マークが点灯します。
*
過去にペアリングした機器が近くにあると自動的に接続するので、
HID
機能の
ON/OFF
に関わらず他の機器と接続する場合
は使用しない機器を
OFF
にするか、接続を解除してください。
*
通信できない場合はコネクタがしっかりと接続されているか確認してください。はかりの設定にも問題がない場合は、ペアリン
グの有無もしくは再ペアリングおよび接続機器の状態を確認してください。
*
場合によっては
PC/
タブレット
/
スマートフォンに
Bluetooth
が搭載されていても接続できない機器があります。
8.
電波に関する注意事項
*
無線通信は、
EYSHCNZXZ (
太陽誘電株式会社
)
/
Bluetooth 5.0 (Bluetooth Low Energy)
を使用しています。
*
本製品には、電波法に基づく小電力データ通信システムの無線局として、工事設計認証を
受けた無線設備を内蔵しています。
*
本製品の使用周波数帯では、移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局並びにアマチュア無線局が運営されています。
・
本製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局等が運用されていないことを確認してください。
・
万一、本製品から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合、速やかに使用周波数を変更するか、
または電波の発射を停止し混信回避のための処置等を行ってください。
2.4
: 2.4GHz
帯を使用する無線設備を表します。
FH
:
変調方式が
FH-SS
方式であることを表します。
1
:
想定される与干渉距離が
10 m
以下であることを表します。
:
全帯域を使用しかつ移動体識別装置の帯域を回避不可で有ることを表します。
*
本製品をご使用の際は、見通し距離で
10 m
以下で通信を行ってください。
*
壁等の障害物がある場合といった使用環境によって通信距離は短くなります。
* Bluetooth
と同じ
2.4 GHz
帯の電波を使用している以下の機器の近くで使用すると、干渉を起こす可能性があります。
・
無線
LAN
・
Bluetooth
搭載機器
(
携帯電話等
)
・
電子レンジ等家電製品
*
本製品と計量器との通信は、周囲の電波環境及び機器環境により確立又は維持し
難くなることがあります。そのため、信頼性を重視するご使用には適しません。
設定
使用状況
ディップスイッチ
出力データ
No.1
No.2
SELECT
SERIAL
①
キーボード入力で使用する
出力データに
S/N
を付与しない
(
工場出荷時設定
)
ON
OFF
数値データのみ
(
ヘッダー、
”+”
符号、単位
なし
)
出力例
1)
1.23
出力例
2)
-4.56
計量値
②
キーボード入力で使用する
出力データに
S/N
を付与する
ON
ON
数値データの前に
Tab
を挟んで
S/N
付与
(
天びんに
S/N
の出力設定がない場合は
①
と同じ
)
出力例
1)
12345678
1.23
出力例
2)
901234567
-4.56
S/N
Tab
計量値
③
双方向通信を行う
OFF
OFF
AD8931-JA/AD8541-PC-JA
に接続の場合は
この設定にしてください。
EYSHJN: 001-A07225
ロードセル
/CAL
カバー
1WMPD4004749