Terumo Vascutek ePTFE, Instructions For Use Manual

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するために水平マットレス縫合を行うことが
必要となる場合もあります。
らせん状のサポート
端部および完全強化されたVascutek ePTFEグラ
フトから外部スパイラルサポートを取り外す
には、手袋をはめた手または無外傷性器具で
サポートの端をそっと持ち上げます。人工血
管に対して直角の方向へそっとサポートを外
して下さい （図2a）。外部サポートを強く、
及び／あるいは、人工血管の軸に対して平行
に引っ張ると、人工血管を損傷する恐れがあ
ります（図2b）。またサポートを外す際に手
術用の刃や先の尖った器具を用いると、人工
血管を損傷する恐れがあります。
注: 中央にサポートが付いた人工血管には約6
センチのらせん状の補強サポートが付けてい
ます。この補強サポートは取り外さないで下
さい。
血管へのアクセス
•
外部サポートのついていない人工血管を置換
する際には、人工血管がきちんと適合するよ
うに、人工血管と同じくらいの大きさの皮下
トンネルが作ってあることを確認して下さい。
•
使用前に約2週間、人工血管を入れておく
と、最良の結果を得ることが出来ます。直ち
に使用すると、血腫形成のリスクが高くなる
恐れがあります。
•
針は人工血管に貫通するまでは上斜め45°で
入れて下さい。人工血管の反対側に針を刺さ
ないように細心の注意を払って下さい。
•
人工血管の同じ部分にカニーュレーションし
ないで下さい。カニーュレーション位置をロ
ーテーションすることで人工血管や人工血管
周囲への損傷、血腫形成、仮性動脈瘤形成等
のリスクを下げることができます。外部補強
付人工血管を使用する場合は補強部分やその
付近にカニーュレーションしないで下さい。
但し、補強一体型e-PTFE（Unity）については
補強部分にもカニーュレーションできること
が実証されています
5
。
•
基部側及び末梢側吻合部から1インチ（約
2.54cm）以内には、カニューレを挿入しない
で下さい。
•
感染を最小限にする為に、無菌手術手技を厳
守して下さい。
•
針を一度抜いた後は、止血を促す為に、カニ
ューレ挿入箇所を指で適度に押さえて下さい。
滅菌方法
バスクテック株式会社製の人工血管は全て、
エ チ レ ン オ キ サ イ ド ガ ス に て 滅 菌 さ れ て お
り、滅菌状態で出荷されます。再滅菌は出来
ません。二重トレイの外側及び内部トレイの
Tyvekシールが破損している場合、および二重
トレイに少しでも破損がある場合は人工血管
は滅菌状態ではありません。
パッケージが最初から破損している場合は、
その製品は絶対に使用せず、直ちに販売元に
図
3
リファンピシン ボンディング （任意処置）
バスクテッ株式会クゼラチンシールドePTFE人工血管は、以下の5段階の処理を行うことにより、リファンピシンを結合するこ
とが出来ます:
ステップ
1
注射器の中に
40ml
の食塩水
を入れます。
ステップ
3
ステップ
(2)
のリフ
ァムピシン水溶液
10ml
を
50ml
の注射
器の中に引き入れ、
合計容積を
50ml
に
します
ステップ
4
人工血管の入ったトレイの
Tyvek®
の蓋からリファンピシ
ン溶液を注入してください。こ
の際に、人工血管を損傷しない
ように注意してください。また
人工血管が完全に溶液に浸るよ
うにトレイを軽く揺すってく
ださい。
ステップ
5
グラフトは
5
分後に取り出
すことができます。余剰の
水溶液はグラフトをインプ
ラントする前に流しても構
いません。.
ステップ
2
600mg
のリファ
ムピシンを同梱
の希釈剤
10ml
で溶かせます。
これら作業を行う間、グラフト及びその他使用する器具類の無菌性が損なわれないよう標準の手術室手順をお守りください。
注：リファンピシン ボンディング（任意処置）はヘルス
•
カナダ(カナダ薬事規制当局)からは認可されており
ません。