2.
ラックへの取り付け
デバイス増設ユニットのラックへの取り付け方法を以下に示します。
(1)ラックレールよりインナーレールを抜き取りネジB
(M4
ミリネジ
)
でインナーレールをデバイス増設ユニットへ取り付け
ます。
(
図
1)
(2)アウターレールのスライドブラケットを固定しているネジ8本をゆるめ、ラックの奥行き(前後の支柱間)にアウターレー
ルの長さをあわせ位置決めします。(図2)
※ラックの奥行きの長さが足りないときは、アウターレールの先端にある
ネジ2本を外してスライドブラケットをのばしてください。
(3)
ラックレールの先端にあるフレームの先端が角穴のフレームに突き当たっている状態で、
レールのネジ穴
(4
個
)
が角穴から確実に見えることを確認しラックレールをネジA(2本、
前後で4本)とワッシャ2個(前後で4個)で固定します。(図3)
(4)スライドブラケットのゆるめたネジを締めて長さを固定します。
(5)もう一方のラックレールを同じ手順で取り付けます。
インナーレール
【図1】
【図4】
スライドブラケット
丸2つの刻印
刻印
角穴間が狭い部分
【図2】
指定以外のケーブルを使用しない
本装置に添付されている電源コード以外のコードを使わないでください。電源コードに定格
以上の電流が流れると、火災の原因となるおそれがあります。
また、電源コードの破損による感電や火災を防止するために次のような行為をおこなわな
いでください。
●コード部分を引っ張らない。
●電源コードをはさまない。
●電源コードを折り曲げない。
●電源コードに薬品類をかけない。
●電源コードをにじらない。
●電源コードにものを載せない。
●電源コードを束ねない。
●電源コードを改造・加工・修復しない。
●電源コードをステープラ等で固定しない。
●損傷した電源コードを使わない。(損傷した電源コードはすぐに同じ規格の電源コード
と取り替えてください。交換に関しては、お買い求めの販売店または保守サービス会
社にご連絡ください。
)
OFD
N8141-41
デバイス増設ユニット
はじめにお読みください
2008
年
1
月 第
1
版
箱を開けてから本装置が使えるようになるまでの手順を説明しま
す。このスタートアップガイドにしたがって作業してください。
使用上のご注意
本製品を安全に正しくご使用になるために必要な情報が記載されています。
安全にかかわる表示について
本書にはどこが危険か、どのような危険に遭うのか、どうすれば危険を避けられるかなどについて説明されています。また、製品内で危険が想
定される箇所またはその付近には警告ラベルが貼り付けられています。
本書、および警告ラベルでは危険の程度を表す言葉として、「警告」と「注意」という用語を使用しています。それぞれの用語は次のような意味を
持つものとして定義されます。
人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示します。
火傷やけがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあることを示します。
(プラグを抜け)
この記号は行為の強制を表します。記号の中の絵表示は、しなければならない行為の内容を図案化したものです。危険を
避けるためにはこの行為が必要です。
行為の強制
(接触禁止)
この記号は行為の禁止を表します。記号の中や近くの絵表示は、してはならない行為の内容を図案化したものです。
行為の禁止
(感電注意)
この記号は、危険が発生するおそれがあることを表します。記号の中の絵表示は危険の内容を図案化したものです。
注意の喚起
(本書での表示例)
電源がONのまま取り付け・取り外しをしない
本体装置への取り付け・取り外しの際や、周辺機器との接続の際は必ず主電源に接続しているACコードをACコンセントから抜いてください。ACコードがACコ
ンセントに接続されたまま取り付け・取り外しや接続をすると感電をするおそれがあります。
注意を促す記号
危険の程度を表す用語
危険に対する注意の内容
注意の喚起
高温による損害を負うおそれがあることを示します。
発煙または発火のおそれがあることを示します。
指などがはさまれるおそれがあることを示します。
指などがはさまれるおそれがあることを示します。
特定しない一般的な注意・警告を示します
感電のおそれがあることを示します。
行為の禁止
水や液体がかかる場所で使用しないでください。水にぬらすと
感電や発火のおそれがあります。
指定された場所には触らないでください。感電や火傷などの障害
のおそれがあります。
ぬれた手で触らないでください。感電するおそれがあります。
火気に近づけないでください。発火するおそれがあります。
本製品を分解・修理・改造しないでください。感電や火災のおそ
れがあります。
特定しない一般的な禁止を示します
。
行為の強制
特定しない一般的な使用者の行為を指示します。説明に従った
操作をしてください。
本製品の電源プラグをコンセントから抜いてください。火災や感電
のおそれがあります。
本書および警告レベルで使用する記号とその内容
1
スタートアップガイド
(
本書
)
9
1
保証書
11
1
電源コード
(4m)
8
1
CD (ユーザーズガイド)
10
8
ネジA
(M5
ミリネジ
)
5
8
ワッシャ
7
6
ネジB
(M4
ミリネジ
)
6
1
フロントベゼル
4
2
ラックレール
3
4
セット
ラッチングレール ※装置格納済み
2
1
N8141-41
デバイス増設ユニット
※ラッチングレールを本体に格納済み
1
個数
品名
本書は大切に保管してください。
危険に対する注意・表示は次の
3
種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次のような意味を持つものとして定義されています。
安全上のご注意
全般的な注意事項
人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない
本製品は、医療機器・原子力設備や機器、航空宇宙機器・輸送設備や機器など、人命に関
わる設備や機器および高度な信頼性を必要とする設備や機器などへの組み込みやこれら
の機器の制御を目的とした使用は意図されておりません。これらの設備や機器、制御シス
テムなどに本製品を使用した結果、人身事故、財産被害などが生じても当社はいかなる責
任も負いかねます。
煙や異臭、異音がしたまま使用しない
万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちに本体装置の電源を
OFF
にして
AC
コー
ドを
AC
コンセントから抜き、本製品の
DC
ケーブルを抜いてください。その後、お買い求めの
販売店または保守サービス会社にご連絡ください。そのまま使用すると火災の原因となり
ます。
製品内に水や異物を入れない
製品内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災や感電、故
障の原因となります。もし入ってしまったときは、すぐに本体装置の電源を
OFF
にして
AC
コードを
AC
コンセントから抜き、本製品の
DC
ケーブルを抜いてください。分解しないで販売
店または保守サービス会社に連絡してください。
ラックの設置・取り扱いに関する注意事項
一人で搬送・設置をしない
ラックの搬送・設置は2人以上で行ってください。ラックが倒れてけがや周囲の破損の原因
となります。特に高さのあるラック
(44U
ラックなど
)
はスタビライザなどによって固定されてい
ないときは不安定な状態にあります。かならず
2
人以上でラックを支えながら搬送・設置をしてください。
荷重が集中してしまうような設置はしない
ラック、および取り付けた装置の重量が一点に集中しないようスタビライザを取り付けるか、
複数台のラックを連結して荷重を分散してください。ラックが倒れてけがをするおそれがあり
ます。
一人で部品の取り付けをしない
ラック用のドアやトレーなどの部品は2人以上で取り付けてください。部品を落として破損さ
せるばかりでなく、けがをするおそれがあります。
針金や金属片を差し込まない
通気孔やカートリッジ挿入口から金属片や針金などの異物を差し込まないでください。感電
の危険があります。
ペットを近づけない
本製品にペットなどの生き物を近づけないでください。排泄物や体毛が製品内部に入って
火災や感電の原因となります。
ラックが不安定な状態で装置をラックから引き出さない
ラックから装置を引き出す際は、必ずラックを固定させた状態
(
スタビライザの設置や耐震工
事など
)
で引き出してください。
定格電源を越える配線をしない
やけどや火災、装置の破損を防止するためにラックに電源を供給する電源分岐回路の定
格負荷を越えないようにしてください。電気設備の配線とインストール用件に関しては、電
源工事を行った業者、または管轄の電力会社にお問い合わせください。
運用中の注意事項
カートリッジ挿入口に手を入れない
カートリッジ挿入口に手を入れないでください。手を挟まれたり、巻き込まれたりしてけがを
するおそれがあります。
雷がなったら触らない
雷が鳴りだしたら、
DC
ケーブルに触れないでください。感電の原因となります。
電源・電源コードに関する注意事項
指定以外のコンセントに差し込まない
指定された電圧でアース付のコンセントをお使いください。指定以外で使うと火災や漏電の
原因となります。
また、延長コードが必要となるような場合には設置しないでください。本装置の電源仕様に
合ってないコードに接続すると、コードが過熱して火災の原因となります。
中途半端に差し込まない
電源ケーブルはしっかりと差し込んでください。中途半端に差し込むと接触不良のため発熱
し、火災の原因となることがあります。また差し込み部にほこりがたまり、水滴などが付くと
発熱し、火災の原因となるおそれがあります。
たこ足配線にしない
コンセントに定格以上の電流がながれることによって、過熱して火災の原因となるおそれが
あります。
添付の電源コードを他の装置や用途に使用しない
添付の電源コードは本装置に接続し、使用することを目的として設計され、その安全性が確
認されているものです。決して他の装置や用途に使用しないでください。火災や感電の原因
となるおそれがあります。
お手入れに関する注意事項
自分で分解・修理・改造はしない
本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造をおこなったりしないでく
ださい。装置が正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災の危険があります。
中途半端に取り付けない
DC
ケーブルやインタフェースケーブルは確実に取り付けてください。中途半端に取り付ける
と接触不良を起こし、発煙や発火の原因となるおそれがあります。
プラグを差し込んだまま取り扱わない
お手入れやオプションの取付け、取り外しは、本装置の電源ユニットをオフにして、電源コー
ドをコンセントから抜いておこなってください。たとえ電源ユニットをオフにしても、電源コード
を接続したまま装置内の部品やコネクタに触れると感電したりショートによる火災を起こした
りするおそれがあります。
また、電源プラグはときどき抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取ってください。ほこ
りがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれがあります。
爆発や破裂による障害を負う恐れがあることを示します。
指定以外の場所で使用しない
本装置はEIA規格に適合したExpressサーバ用の19インチラックに取り付けて使用します。
本装置を取り付けるラックを設置環境に適していない場所は設置しないでください。
本装置やラックに取り付けているその他のシステムに悪影響をおよぼすばかりでなく、火災
やラックの転倒によるけがなどをするおそれがあります。設置場所に関する詳細な説明や
耐震工事についてはラックに添付のマニュアルを参照するか、保守サービス会社にお問い
合わせください。
規格以外のラックで使用しない
本装置はEIA規格に適合したExpressサーバ用のラックに取り付けて使用します。EIA規格
に適合していないラックに取り付けて使用したり、ラックに取り付けずに使用したりしないで
ください。本装置が正常に動作しなくなるばかりか、けがや周囲の破損の原因になることが
あります。本装置で使用できるラックについては保守サービス会社にお問い合わせください。
ぬれた手で電源プラグを持たない。
ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。感電するおそれがあります。
アース線をガス管につながない
アース線は絶対にガス栓につながないでください。ガス爆発の原因になります。
海外で使用しない
本装置は、日本国内専用の装置です。海外では使用できません。この装置を海外で使用す
ると火災や感電の原因となります。
設置・移動・保管・接続に関する注意事項
一人で持ち上げない
デバイス増設ユニットは、最大20Kg(構成によって異なる)あります。ラックへ取付け・取り外
し・移動の際は、必ず2人以上または、リフターを使用してください。1人でおこなうと腰を痛
めたり、デバイス増設ユニットを落としてけがをしたり、周辺の破損の原因となります。装置
の底面をしっかりと持っておこなってください。また、フロントベゼルを持って、持ち上げない
でください。フロントベゼルが外れて落下し、けがの原因となります。
指定以外の場所に設置しない
本装置を次に示すような場所や本書で指定している場所以外に置かないでください。火災
の原因となるおそれがあります。
●ほこりの多い場所
●直射日光が当たる場所
●給湯器のそばなどの湿気の多い場所
●不安定な場所
ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない
ラックから引き出された状態にある装置の上から荷重をかけないでください。フレームが曲
がり、ラックへ搭載できなくなります。また、装置が落下し、怪我をするおそれがあります。
腐食性ガスの存在する環境で使用または保管しない
腐食性ガス
(
二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニア、オゾンなど
)
の存在す
る環境に設置し、使用しないでください。
また、ほこりや空気中に腐食を促進する成分
(
塩化ナトリウムや硫黄など
)
や導電性の金属
などが含まれている環境へも配置しないでください。装置内部のプリント基板が腐食し、故
障および発煙・発火の原因となるおそれがあります。
もし、ご使用の環境で上記の疑いがある場合には、販売店または保守サービス会社にご相
談ください。
指を挟まない
デバイス増設ユニットをスライドレールに取付ける際に、レールなどで指を挟んだりしないよ
う十分注意してください。
複数台の装置をラックから引き出した状態にしない
複数台の装置をラックから引き出すとラックが倒れるおそれがあります。装置は一度に1台
ずつ引き出してください。
カバーを外したまま取り付けない
本装置のカバー類を取り外した状態でラックに取り付けないでください。装置内部の冷却効
果を低下させ、誤動作の原因となるばかりでなく、ほこりが入って火災や感電の原因となる
ことがあります。
プラグを抜かずにインタフェースケーブルの取付けや取り外しをしない
インタフェースケーブルの取付け/取り外しは電源コードをコンセントから抜いておこなって
ください。たとえ、電源ユニットがオフ状態でも電源コードを接続したままケーブルに触ると
感電したり、ショートによる火災を起こしたりすることがあります。また、ケーブルに取付け、
取り外しは接続先の電源を切ってからおこなってください。
ファンや通気孔をふさがない
本製品の背面にあるファンや前面の通気孔をふさがないでください。内部の温度が上昇し、
誤作動の原因となるばかりでなく、火災や感電の原因となります。
指定以外のインタフェースケーブルを使用しない
インタフェースケーブルは、NECが指定するものを使用し、接続する装置やコネクタを確認し
た上で接続してください。指定以外のケーブルを使用したり、接続先を誤ったりすると、
ショートにより火災を起こすことがあります。
また、インタフェースケーブルに取扱いや接続について次の注意をお守りください。
●破損したケーブルコネクタを使用しない。インタフェースケーブルを接続する前に、ケーブ
ルコネクタが破損していたり、コネクタピンが曲がっていたり 汚れたりしていないことを確
認してください。
●ケーブルを踏まない。
●ケーブルの接続がゆるんだまま使用しない。
●ケーブルの上にものを乗せない。
●インタフェースケーブルの接続がゆるんだまま使用しないでください。インタフェースケー
ブルを接続したら、ネジ止めなどのロックを確実におこなってください。インタフェース
ケーブルを取り外すときはロックを外し、コネクタ部分を持ってまっすぐに引き抜いてくだ
さい。
5
3
8
7
1
1.
添付品を確認する
梱包箱を開け、添付品がそろっていることを確認してください。
2
11
4
9
10
© NEC Corporation 2008
NEC
の許可なく複製・改変などを行うことはできません。
このスタートアップガイドは再生紙を使用しております。
本書の内容は予告なく変更することがあります。乱丁・落丁はお取替えいたします。
本装置の詳しい取り扱いについては、添付の
CD
内のユーザーズガイドに記載されています。本装置を
使用前に必ずユーザーズガイドもお読みください。
(6)2人以上でしっかりと持って装置を取り付けます。(図4)
装置側面のインナーレールをラックに取り付けた
レールに確実に差し込んでからゆっくりと静かに
押し込みます。
【図3】
3.
デバイスの取り付け方法
本製品に
5.25
インチデバイスを取り付けるときは、デバイスベイカバーを取り外し、
5.25
インチデバイスへラッチング
レールを取り付けます。
(1)
フロントベゼルを取り外しプラスドライバを使ってデバイスベイカバーを取り外します。
(2)
本体内に格納しているラッチングレールを
5.25
インチデバイスへ取り付けます。
(3)デバイスベイ挿入口へラッチングレールをあわせてまっすぐ装置に押し込むと、装置が固定されます。
(カチッという音がして固定されます。)
アウターレール
デバイスの取り付け、ケーブ
ルの接続については、CD内
のユーザーズガイドも参照し
てください。
BD1-002116-001-0A
6