Global P5: Drum Kit 5–5: Voice/Mixer
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5–5: Voice/Mixer
ドラムキットのキーごとに、ボイス・アサインやパン、エフェク
トへのルーティング等を設定します。
5–5a: Voice Assign Mode
Single Trigger
[Off, On]
On
(チェックする)
:
同じキー(ノート)が連続しても、一回ずつ
発音を止めてから発音を開始し、発音が重なりません。通常は
チェックをはずします。
Exclusive Group (Exclusive Assign) [Off, 001...127]
001
〜
127:
ドラムサンプルを割り当てたキーをグループ化しま
す。同じグループ番号をつけたキーが、
1
つのグループになり、後
着を優先しモノフォニックで発音します。例えばハイハットの
クローズとオープンなど同じ系統のドラムサンプルを割り当て
ているキーをグループ化して、同時に何種類かのハイハットが
鳴らないようにできます。
Off:
グループ化しません。通常は
Off
にします。
Enable Note-On Receive
[Off, On]
On
(チェックする)
:
ノート・オンを受信します。通常チェックを
しますが、特定のノートを発音させない場合などはチェックを
はずします。
Enable Note-Off Receive
[Off, On]
On
(チェックする)
:
ノート・オフを受信します。通常チェックを
はずします。
“Hold”
(
Prog 1–2a
)にチェックしている(
Hold On
)
場合に有効です。ドラムス・プログラムのとき、通常
Hold On
にし
ます。このとき、
“Enable Note-Off Receive”
を チェックす ると
ノート・オフを受信します。鍵盤を離すと発音が止まります(リ
リースに入ります)。
5–5b: Mixer
ドラムキットは
Program
モードで選択されているプログラ
ムの設定で発音します。
“Pan”
は
“Use DKit Setting”
(
Prog 4–
1c
)をチェックしているとき、
“Bus(IFX/Output) Select”
、
“FX
Control Bus”
、
“Send1/2”
は
“Use DKit Setting”
(
Prog 8–1c
)を
チェックしているときに、それぞれ有効になります。ドラム
キットのエディット時も、この設定がされていないとエ
ディットした効果を反映しませんので注意してください。
Pan
[Random, L001...C064...R127]
キーごとのパンを設定します。
L001
で左に振り切り、
R127
で右に振り切ります。
Random
では
ノート・オンのたびにドラムサンプルのパンがランダムに変化
します。
Bus (IFX/Output) Select
[L/R, IFX 1...5, Off]
どこのバスへ送るかをキーごとに設定します。
例えば
Snare
系は
IFX1
へ、
Kick
系は
IFX2
へ送り、それぞれインサー
ト・エフェクトをかけ、その他は
L/R
へ送り、インサート・エフェ
クトをかけないといった設定が可能です。
Tips:
大部分のプリロード・ドラムキットのドラム・インストゥル
メント は、以下の ようにタイ プごとに同 じ
“Bus (IFX/Output)
Select”
が設定されています。
Snares
→
IFX1
Kicks
→
IFX2
その他
→
IFX3
FX Control Bus
[Off, 1, 2]
FX Control
バス(ステレオ・
2
チャンネル)
FX Ctrl1
、
2
への送りを
キーごとに設定します。
通常、オフに設定します。特定のキーの発音でエフェクトをコン
トロールしたい場合に設定します。
以下のエフェクトで使用できます。
ボコーダー
174: Vocoder
コンプレッサーやゲート系エフェクト
003: Stereo Limiter
006: Stereo Gate
例
:Gated Reverb
特定のスネアの音のみにゲート・リバーブ効果をかける設定例
です。リバーブ音にゲート・エフェクトを組み合わせる場合、リ
バーブで長くのびた音でゲートをコントロールすると、ゲート
のタイミングがうまく設定できないことがあります。通常、下図
のように、リバーブをかける前の音でゲートをコントロールし
ます。
スネア・サンプルを選択したキーの
“Bus (IFX/Output) Select”
で
IFX4
を設定します。同時に
“FX Control Bus”
で
FX Control Bus 1
に
送ります。
IFX5: Stereo Gate
で
Envelope “Source”
で
FX Control 1
を選びます。入力(リバーブ音)とは別のシグナルでゲートをコ
ントロールすることが可能です。
Send1 (to MFX1)
[000...127]
Send2 (to MFX2)
[000...127]
キーごとのマスター・エフェクト
1
、
2
へのセンド・レベルを設定
します。
“Bus (IFX/Output) Select”
を
L/R
、
Off
に設定しているときに有効
です。
“Bus (IFX/Output) Select”
を
IFX 1
〜
5
に設定しているとき
は、
Program
、
Combination
、
Sequencer
の各 モードの
P8:IFX–
Insert FX Setup
ページで
IFX 1
〜
5
通過後の
“Send1”
、
“Send2”
でマ
スター・エフェクト
1
、
2
へのセンド・レベルを設定します。
5–1a
5–5a
5–5b
5–5
Menu
IFX4
084: Reverb Hall
IFX5
006: Stereo Gate
KEY: D3
(Snare)
Bus Select
: IFX4
Chain to
: IFX4
FX Control Bus: 1
Envelope Source
: FX Control 1
Gated Reverb Example
Bus Select
: L/R
(FX Control Bus1)
Global P5: Drum Kit
Program P4, P8: Use DKit Setting = On
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